2004年総括
 観た回数はともかく。今年の新作(「薔薇の封印」は昨年の作品)という意味では15演目でした。今年はリカちゃんの退団公演があったもんで、とにかく東宝の「薔薇の封印」は通いましたわ。中継込みで22回。でも、もうちょっと見ておけば良かった、と思っています。その後、ヅカを観るのを止める、なんてことは考えませんでした。リカちゃんだけが全てではないので。ただ、友会エントリーを忘れることがしばしば。やはり気が抜けてしまったようです。それでも東京公演1回以上観劇は続きました。でも、今年はあまり良いと思える作品が少なかったなあ。一番良かったのは「ファントム」。宝塚オリジナルではないけれど、ALW版を見慣れている人にも楽しんでいただける内容だったと思います。ショーではなんといっても「宝塚ロマンチカ’04」。オギーの耽美さが大爆発。歌い、踊り、そして綺麗どころにはフラフラさせる。ロケットも新趣向で、そのうえ、退団者には場面を与えて。どこを観て良いかわからなかったわ。あと5回ぐらいは見たかったなあ。
 次は・・・なんでしょう。「飛鳥夕映え/宝塚絢爛II」かなあ。特出・役替わりがうまくいった例。芝居は平凡だけどそれほど破綻はなく、ショーはすごく楽しかった。ただ特出がなかったらどうなっていたか・・・。あとは芝居がダメかショーがダメか。特に「1914/愛」と「スサノオ」はどうにも私にはダメだったので、それぞれ2回分チケットを持っていたのですが、両方とも2回目は捌いちゃいました。ショーでダメだったのは「TAKARAZUKA舞夢!」。藤井君だからと期待したのに、岡田先生のような内容だったのでガッカリでした。「花舞う長安」は芝居と言うよりはコスプレショーでした。
 バウ作品(観たのは青年館だけど)では、小柳先生の「NAKED CITY」が出色のデキ。ショー的な要素もちゃんと織り込みつつ、ちゃんと主演者に合わせた芝居になっていました。あと1作ぐらいバウで修行して、再来年あたりに大劇場デビューしてくれないかなあ。「送られなかった手紙」は主演者の年代に合っていなかった。「花のいそぎ」は書き込み不足。「愛しき人よ」は、斎籐君・・・orz。
 と、90周年にしては特出以外これといって面白みがありませんでした。来年に期待しましょう。エリザもあるし。女帝陛下は在位12年突入だし。