専科(日本青年館)「Carmine-カーマイン-」 初風緑コンサート
■2003/12/02(火)
 好みだけで言えば、前回の「愛・舞・魅」の方が好き。それはなぜかと考えたら、ガイチが出ずっぱりな上、トークもたくさんあったから。今回はガイチのコンサートというよりは、下級生を引き連れてのショーの主演、ってカンジでしたかね。
 と、言っても、良かったですよ〜。声(歌声)とか、歌唱力とか、その辺もモチロン良いのだけれど、「真ん中」ってポジションにいるガイチがね。思っていた以上に絵になっています。光り物も赤もピンクも闘牛士も似合う。そして「男役」芸っていうのか、「型」というのか。周りの男役の子が下級生が多かったためか、ガイチの「型」がピシッと決まるのが、大変よろしいのです。やっぱガイチは「男役」だし、「真ん中に立ってライトを浴びる男役」も充分できる、と実感できて良いコンサートでしたわ。客も(下級生ファンを含め)のんびり楽しく見ていたようだし。前回は、これでコケたら後がない、みたいな緊迫感が客側にあったからな〜。
 内容は2部構成。1部は赤い宝石をめぐる話とおちゃらけ。宝石のネタは「ジャンクション24」で見たような・・・。2部はいろんな世界の歌を歌う系。私はこっちの方が好きだな。ジャズもカンツォーネも似合うよん。ジャズの場面ではスクラッチの方々が前に出てきたんだけど、身長はガイチと同じぐらいなんだけど、ガイチの方が男前なのは何故?ブエノスアイレスの場面が一番男らしくて好きだわ。あと、金髪ロン毛!トップには必然の金髪ロン毛!!これがこんなに似合うとは思わなかったよ。耽美だったよ!!!白い世界もOKだわね。
 下級生は、あひるが目立ちますな。要潤だとずっと思っていたけど、今回はナツメさんを思い出した。化粧のせいかな?かなみちゃんは歌声がいいね。あと、長身なので目立っていた悠未ひろ、十輝いりす(多分。宙組の下級生はよくわからんので違っているかも)。二人とも踊りがうまく見栄えがよい。ただ、まだ男役の動きになっていないかな。ブエノスアイレスで後ろを向いたときは「カッコイイお姉さん」だったな。どちらかがタニオカ系の歌だった。タニほど外してはいないけど。
 とにかく、ガイチに「真ん中の適性アリ」がわかったコンサートでした。トップに!とまでは言わないけれど、バウでもいいので、主演芝居が見たいです。