「Damn Yankees −くたばれ!ヤンキース−」
■2007/05/29(火) 
 ワシントン・セネターズの大ファン、中年男のジョー(青山明)は、今日も「くたばれ!ヤンキース!」と叫びながら野球中継を見ている。その時は優しき妻メグ(杜けあき)も目に入らない。「強打者さえいれば、セネターズも優勝できるのに!その願いが叶うなら、悪魔とだって契約してもいい!」そう叫んだ彼の元に、本当に悪魔・アップルゲイト(川崎麻世)が表れ、ジョーを若き野球選手に変身させようと持ちかける。慎重なジョーは「9月24日までなら、イヤになったら元に戻ることができる」という免責事項を入れ、悪魔と契約し、ジョー・ハーディ(大澄賢也)となる。ジョーの活躍で快進撃を進めるセネターズ。遠征から遠征へ。チームが勝つのは嬉しいが、妻を懐かしく思うジョーは、若い姿のまま、いろいろ言い繕いながらもかつて自分が住んでいた家(部屋)を借りることに成功する。慌てたのはアップルゲイト。彼の狙いは、優勝決定戦まで進んだセネターズが最後の瞬間ヤンキースに負けた時に生じる、セネターズファンの「落胆・絶望」が欲しかったのだ。ジョーが妻のために元に戻ることを望んだら、アップルゲイトの計画は潰れてしまう。そこで彼は、手下の妖艶な悪魔・ローラ(湖月わたる)にジョーを誘惑させ、メグを忘れさせようとする。しかし、ジョーが愛しているのはメグだけだった。その姿にローラさえメロメロに。作戦失敗のアップルゲイトは、新聞記者グロリア(矢口真理)を利用する。ジョーは実はメキシコでイカサマ野球をやった選手だと新聞に書くよう、そそのかすのだった。疑惑が世間に広まり、公聴会が始まる・・・

 なんだか。
13残塁!
好投 遠藤見殺し

って記事を思い出しちゃったよ・・・
野球は、本当にねえ、、、ピッチャーだけじゃ勝てないのよね。最多勝投手とリリーフ王と盗塁王と3割打者数人がいても、投打が噛み合わなければ
最下位なんだよねえ。。。 
ジョーの気持ちが良くわかるよ。
 もともとは古めのミュージカルなので、1曲1曲が長めなのがナンだけど、それ以外は、楽しい!こんなわかりきっている話なのに、最後がどうなるか、とってもドキドキしちゃったよ。野球選手の踊りがいいね。粗野な男達のダンス!豪快だぞ!
 わたる君のローラは、予想以上にキュートだった。お尻も丸みがあってプリティーだよ。大きいことを除けば、女性の役は違和感無しだよ。パッサージュのダルマに比べたら普通の女性だよ。セクシーだけど、揺れる女心を良く表していた。芝居が上手いんだなあ。それとも彼女のツボを私が知っているだけ?踊りの見せ場があって、堪能したよ。歌も、女性のキーの方が彼女には合っているかも。
 マヨマヨはノリノリ。「ミリー」の時より、ずっとずっと楽しそうだ。オヤジギャグ満載。ダジャレのギリギリ一歩手前笑わせてくれたよ。大澄さんは、妻に真実を告げたいけど告げられない場面に泣けたよ。野球をやっている姿は若々しかったです。
 矢口真理ちゃんはねーーーー、もう、可愛い
小さくって、すっごく可愛いよう!!小さいながらも迫力満点!彼女の体格の倍ぐらいありそうな野球選手達を従えての踊りはかっこよかったよ!小さいけれど、少女ではなく、ちゃんと社会人の女性でしたよ。
 カリンチョさんがねえ。芝居がすごく上手い!品のある人のいい田舎の婦人。「彼は、いい人なんです」の言葉には、誰もが納得したことでしょう。間もいいなあ。「思い残すことはござらん」の人とは思えない。素晴らしい!!
 ジョーの中年男時代は青山さん。出番は少ないけれど、美味しいところは持っていく。妻を思う気持ちに涙した。「契約」は「けいやく」だった。「けえやく」じゃないのね。セネターズの監督は光枝さん。こんなに楽しい光枝さんを見られるなんて!嬉しいぞ!


この回はトークショー付きでした。矢口さんと大澄さん。
会場からの質問。
矢口さんへ。
劇中のダンスにいろんなリフトがありますが?
回答
最初は怖かったけど、練習を重ねてチームワークができたので
安心してリフトされている。気持ちいい。
大澄さんへ。
ジョーのように若返ったら、なにをしたいですか?
回答
若い女性に生まれ変わって宝塚の舞台に立ちたい。
(お姉さんが宝塚ファンだったそうだ。
 わたる君とは萬あきらさんの紹介でトップになる前から知り合いだそうだ)
矢口さんへ。
小さい体で迫力を出す秘訣は?
回答
小さいと、人と同じ動きをしていても
動いていないように思われるので、
モー娘の時から「人の2倍動くこと」を心がけている。
大澄さんへ
役作りのためにダイエットをしたと聞きましたが?
回答
ダイエットではなく、パーソナルトレーナーを付けて身体作り。
湖月さんを支えるので・・・(筋肉が必要)
マヨマヨの話題が出たら、シャワーを終え、
舞台メイクを落としたマヨマヨが登場。
劇中の「妻なんか邪魔なだけ」は、あくまでも台詞。
アドリブではない!を強調。
でも、「夫が妻につまずいた」などのオヤジギャクは
日替わりでアドリブ。

とっても楽しかったです!


■2007/06/03(日)
前回観たときよりも、舞台全体がノリノリ。
客もノリノリ。
監督と選手の「Heart」?でも手拍子が入った。

わたる君は、ますますいじらしくなってきたと思う。
醜い女の子が、美しさと引き替えに
悪魔に魂を売ったんだろうなあ。
でも、さいごに白いドレスを着てるってコトは
彼女の気持ちの変化で、
天国に行けることになったのかしら?
などと考えてみたり。

芝居自体は古くさいところもあるけれど、
野球が全盛だった時代に合っているから
それはそれでいいんじゃないかなあ。