月組(東京宝塚劇場)「JAZZYな妖精たち/REVUE OF DREAMS」
■2005/12/15 (木)
「JAZZYな妖精たち」
・開演アナウンス。あさこの思いっきり明るい声で
 「じゃじー」と言われた瞬間、友人と共に「はぁーーーーっ」
 と、深い溜息をついてしまいました。
・アイリッシュ・ダンスはわりと好きだ。
・そのあとの「岡田ショー」は、長い。
 シュビドゥバを歌うみゆちゃんと、
 越リュウのエロい腕の動きを見てやり過ごす。
・あいあいの思い切ったボケ振りは、それほど笑いを取れず。
・「♪聖パトリックの生まれ変わり〜」
カトリックは
転生しません

・あいあいの持っている看板。赤いリボンが、遠目から見ると
 道化の帽子みたいです。

 プレイモービル スペシャル 道化師 4610こういう帽子ね。

・「アメリカなら誰でも大統領になれるんだ」の台詞が
 「ここで生まれていなければ大統領にはなれないけれど
  そんな法律は変えてやる!」になってました。
 呉王に「臥薪嘗胆」を言わせっ放しだったことを思えば、
 よく訂正したな>歌劇団。(←考えてみれば当たり前なんだが)
・妖精の登場。なんでビニール芝で身体を隠しながら出てくるんだ!
 最初から舞台に隠れていればいいじゃない。
 もしかして笑うところなんですか?
・「オベロンのブローチ」を持っているパトリックの後を追って
 アメリカ到着。それと「JAZZY」が、なぜイコールなのか?
・緑の越リュウを見て、あと90分を寝ようか真剣に考える。
 しかし、前回半分ぐらい寝てそうなので、
 我慢して最後まで見ることを決意する。
・マクガバンさん、病気らしいそぶりがあった。
 同族の大統領を早く誕生させたい理由ができていた。
・しかし、娘がパトリックを愛しているかどうか
 そんな場面は皆無なのでよくわからんぞ。
・「僕たち妖精と同じ白い血なんだ!」
 谷のアホめ。
 やっぱり寝ておけば良かった。
・シャノンを捜そうとするパトリックを止めようとする選挙事務局。
 運動期間(時間)があと1時間、ってワケじゃないだろう。
 少々本人がいなくても大丈夫だと思うんだけど。
 この直前までいなかったんだし。
・最後の公演の場面でかなみんが着ていたのは、
 遠目に見ればネグリジェだけど、もしかしてドレス?

で、ラスト。
変わったと聞いていたので、妖精の力で病気が治ったのかしら?と
思ったら・・・
死ぬ前の場面で幕でした。
いきなり幕が下りてきたので、
ビックリして「ええっ!」と声に出しちゃったよ。
中村Aは、構想上は3時間の映画を
1時間40分に収めるため見せ場以外を全部削るので
暗転が多い割りには展開が唐突なんだけど
この東京「じゃじー」は、
時間が来たので幕がおりました、ってカンジです。
伏線の回収どころか、オチもなにもなく、突然終了。
まさに連載打ち切り。
本田美奈子さんが白血病で死んだからって、
作者が自信を持って作っていれば、こんな変更にはならないだろう。
客を舐めているとしか思えんな。
役者が頑張って演技しているだけに腹が立つ。
伊沢先生の指揮も良いよね。
伊沢先生の時はバイオリンがすごく綺麗なのよ。
結局「JAZZYな妖精たち」は、なにをしに出てきたのでしょう。
と、誰もが思ったに違いない。

「REVUE OF DREAMS」
・やっぱり総踊り大会だ。
・オープニングは「ハイパー・ステージ」か。
・男役が水色の服、娘役がピンクのパンタロンスーツ(?)の場面、
 齋藤君が作ったら、
 もっとギトギト・エロエロ・萌え萌えだっただろうなあ。
 中村Bの、この盛り上がらなさは、なんだ?
 まあ、このサッパリ感が好きな人もいるんだろうな。
・「砂漠&誘惑する女」も、齋藤君で観たいな。
・ロケットボーイは、もう少し
 「若手」っぽい振付にしてあげればいいのになぁ。
 あんなにキザるのは、キザに決めさせたいのか
 キザに決めようとするけど若いから決まり切らないのか
 どっちを狙っているか、わからん。
 それにしてもマギー、脚が抜群に上がっているぞ。
 身体能力なのか、そもそも腰が高い位置にありすぎるのか。
 2階14列でも踵の裏が見えるのだ。
・越リュウと夏河組長の組み合わせはアダルトで良いのう。
・みゆちゃんが踊りで多く使われていて嬉しいなりよ。
・さららんは小さいと思っていたけど、
 キリヤンより大きかった。新発見。
・かなみんは押しが強いが、ギリギリあさこに合っている。
 このコンビを見ると、マミちゃんとアツが組んだら
 とってもバランスが悪かったんだろうなあ、と思いました。
・友会優先公演だったので、組長とあさこからの挨拶有り。


○齋藤君があさこに宛て書きショー(芝居はX)を作ってくれたら
 面白いかも。
●かなみんの歌声は好きだ。
○キリヤン&ゆーひの男振りが上がっていた。
●さららん可愛い。こんなにカワイイのにお別れなんて・・・
○緑の越リュウは、全然似合っていないところが
 魅力なような気もする。かもしれない。
●のぞみちゃんは妖精免除。良かった〜。
 スーツがカッコイイよ。
○トリオは芝居がしっかりしてきた。
 けど、路線というには、なにかが足りないような。
●トリオの下が目立ち始めている。
 真咲くんと明日海くんはわかるような気がする。
 気がするだけかもしれないけれど。
 越リュウに似ている子がいるんだけどな〜。
 誰なんだろう。次回要チェックだね。


        
公演デザートは「グリーンフェアリー」(だっけ?)
抹茶のロールケーキでした。


■2005/12/24 (土)
冬のアフロ祭り開催!
15時半公演は阪急交通社の貸切公演でした。
芝居でもアフロ!
ショーでもアフロ!
いや〜、楽しいものを見せていただきましたよ!
まず、開演前の組長のご挨拶のゆらさんが、すでにサンタさん。
ヒゲなしで赤いスカートの可愛らしい女の子バージョンのサンタさん。
いつもの挨拶の後、はけていくときには
ジャンプのオマケまでありました。

芝居のアフロは妖精さん達。
オベロンはいつもより豪華なストレート。
イーブルはクリスマスツリーっぽい、
夜会巻き縦長バージョン(白髪)に
いろいろ飾り付け。
そして!他の妖精さんが、みんな白アフロだったの!
越リュウはさらに、トナカイの角付き赤いサンタ帽子を
被っていました。
イーブルあたりで笑いが出て、越リュウ辺りで大爆笑でした。
 
芝居は、白血病がわかるくだりが
あ〜、やっぱ、勘弁してくれよ〜〜
とか、
どー考えても妖精を出す必要性が(ry
なんですが、
見慣れてきたので、役者さんの熱い演技が伝わってきます。
夢を叶えようとするパトリックの情熱とか
病気とわかって行動するシャノンのけなげさとか
裏の世界でしか生きられなくなったウォルターの辛さとか
悪になりきれないティモシーのお人好し振ぶりとか
やっぱり仲間が大事だと思うミックの単純さとか
いろんなところが胸を打ちました。
話運びは、本当に納得いかないんだけどね。
その範囲の中でも、役者が頑張っていて泣けてくるよ。
選挙事務所で、パトリックがサラに投げキッスを連投。
この瞬間だけは、パトリックじゃなくって、あさこだったよね。
 

ショーでのアフロは黒アフロ。中詰めの黒い衣装の場面から。
まず、さららん以下数人がカッコつけて出てくる。
けど、みんな黒アフロ。
その後に出てくる人、みんな黒アフロ。
ゆうひ、きりやんは、他より心持ち大きい黒アフロ。
あさことかなみんだけは金髪アフロでした。
みんな真面目な顔だけに大笑い。客席、大ウケ。
時々、サタデー・ナイト・フィーバーのポーズ有り。
あさこも、わざと髪をなでつける仕草をしたり。
ああ、こんなんじゃ、面白さが全然伝わらないよ〜〜。
ほんとうに、ほんとうに、おかしかったのよ〜〜。
アフロのどこかで「阪急!」と誰かが叫んでいたよ。

このショーは総踊り大会であんまり好きじゃないんだけど
前楽ともなると、テンションが高く、大盛り上がり。
特にあさこ!
いままでは、トップとして、とか、白い役系で、
みたいな雰囲気が抜けきれなかったけど、
今日は俺様オーラをバシバシ放出していました。
そうよ、こんなあさこが見たかったのよ〜〜。
主題歌も頭を回り始めてきたよ!
マギーちゃんやみゆちゃんが、
だんだんセンターに入り始めているので
越リュウを見ていると、一緒にフレーム・インして
見ていてすごく楽だじょ〜。
越リュウのあさこリフトと
あさこのかなみんリフト、
考えてみれば、両方とも女の子なんだよな〜〜。
中日が、ちょっと楽しみになってきました。

印象に残ったのがほっくん(みっちゃんともホクショーとも)。
今までは、技術はあるのに・・・・ってカンジだったけど
アフロでは弾けまくりでしたよ。
やっと自分の殻を破けたのか?
こういう姿を見たかったのよ。
スイッチが入ったみたいでした。
いつもアフロ付きにすればいイイのかなあ?(嘘)

終演後のご挨拶の時、
あさこちゃんはサンタの帽子を被っていました。
楽しいクリスマス・イブだったわ。