星組(赤坂ACTシアター)「Love Insurance」
■2000/07/30 (日)
 12時開演だと思いこんでいて遅刻しちゃいました。赤坂と乃木坂間違えてたし。ああ、バカな私。ノルさん、ごめんなさい。
 舞台は相変わらず「まさつかーっ!」ってカンジよ。簡単なセット、地味な舞台、人質を取るギャング、無意味な通行人。ハンバーガーショップのウェイトレスもね。場面作る必要はないのに、なぜか一場面ある。ブエノスアイレスの時もお茶をひっくり返していたわよね〜。こういう端々にまで芝居作っちゃうのが正塚さん。
 そして今回のヒットはじじい!じじい’s!!高央さんと久城さんと英真さんがそれぞれ本役以外にじじいをしてるの。( ← 変な日本語だな)それがすっごくおかしいのよ〜。中央で芝居が進んでいるのに、ついじじいを見ちゃうの。ああ、どうしてみんなこんなにおかしいのよ!わはははははははははは。
 話の作りとしては「メランコリック・ジゴロ」に似てるかな。でもギャグかコメディかハッキリして欲しいなあ。コメディとしてはふざけすぎだが、ギャグとしては寒い。この寒さは「バロンの末裔」に通じるわね。なんか話が恋愛物なのか、サスペンスなのか今ひとつ絞り切れていない気がした。1幕のテンポの良さに比べると2幕がオチがなくダラダラと続いているような・・・。「お前が好きだ!」でラストって、あんたダニエルかい!って言いたくなるよね。
 ノルさんとユリちゃんは凄く良かった。コスプレより、こういった都会的なスーツ物が似合っているよ。二人とも。ノルさんのギャグのノリが意外と良かった。こういうこともできる人なのね。ギャグだけならマミちゃんでも可なんだけど、お金持ちが趣味で探偵やっているって雰囲気はノルさんじゃなきゃできないよね。オトコもすっかり凛々しくなったのにね、退団が寂しいわ。議員役の司さんが渋かったわ。医者のにしきさんもおかしかったし。でも悪夢のスパイダーマン(?)は安っぽい特撮の悪の手下のようだったよ。