TCA2004(中継)
■2004/07/13 (火)

今年は各組ショー(順番は組創設順。歌も古いのから新しいのへ)の合間に、過去の名作ダイジェストが入りました。全般的に真面目。笑い無し。のハズが、時々何故か爆笑が起こる中継@青年館。

●オープニング
各組(創設順)に「5組賛歌」を歌いながら階段を降りてきます。宙組の後は、真ん中トドさん・上手ガイチ・下手樹里。演奏が続いているんだけど・・・と思ったら「専科〜 専科〜」と歌われ会場中爆笑。「命をかけて〜 ひとすじに〜〜」みたいな歌い出しで、いかにもトドさんらしく、そこでも爆笑。

●オープニングMC
進行:トドさん、ツッコミ:タカコ、ボケ1:ワタル、ボケ2:コム、まとめ:オサ、ただ台詞を喋るだけ:サエ、といったカンジでした。コムは昨年は大人しくてインパクト弱だったのに、慣れたせいか非常に
美味しいキャラ
に育っていました。コムが「雪組の朝海ひかるです」と自己紹介しているとき、中継の映像は轟さんで、会場爆笑。

●特出チーム歌い継ぎ
今年の特出チーム6名が、いろんな組み合わせ2名づつで、ドンブラコから終戦ぐらいまでの歌を歌い継ぎます。派手な背広(色違い)に派手な眼鏡。誰かが歌っているときにトウコ&アサコが「メガネ、メガネ」をやっていました。案の定、このコーナーの演出は石田先生。タニ・キリの並びが懐かしく涙。

●宙組芝居「虞美人」
幕が開くとゴージャスでお美しい花總様が。
在位11年は伊達じゃない!
さすがです。虞美人が「お父様」と呼びかけたのは下級生のあひるちゃんだったので、会場爆笑。そしてりりしい項羽登場。相変わらずのラブラブ・モードへ突入。お腹一杯だけども、出し物・余興の域を越え、ひとつの作品になるところはやっぱりすごい。

●花組ショー
特出チームは特出先組のショーの出演。オサ・ユミコ・トムの間に入るとキリヤンは地味かも。っていうか
自然に花組若手男役
溶け込みすぎだ。まだ特出チームとして一緒に舞台に立っていないから仕方がないのかなあ。オサの「夜霧のモンマルトル」はアダルトなムードで(男役として)色っぺーーーー。

●星組芝居「霧深きエルベのほとり」
マドロスさんのワタル君が痩せ我慢の末、男泣きで銀橋を渡る芝居。ワタル君、似合いすぎだ。日活・大映の世界だ〜〜。檀ちゃんとは殆ど絡まず、芝居の相手はカノチカ。ワタ・チカはあまり似合わないと思う。

●月組ショー
サエちゃんは相変わらずだけど、その下の同期3人組が非常に華やかでした。ノバ・ボサとかラテンの曲も多かったので、よけいに見栄えが良かった。くらりんに衣装替え有り。他組の娘1には無かったので退団祝儀?

●雪組芝居「星の牧場」
まーちゃんの朗読→組子に台詞→コムちゃん一人芝居。まーちゃんの声は涼やかで好きだ。コムも一人なのに存在感があり、芝居も良くなってきたわ。とイイ気分だったのに、最後は馬に乗っているパントマイムが長々と続き可哀想な気分で終わった。怒るぞ、キムシン!

●トドさんオンステージ
組のショーに入れないトドさんが「凱旋門」の主題歌を歌って第一部は終了。

●雪組ショー
ガイチが歌って、コム・リラが舞う。耳も眼も嬉しいコーナーでした。でも、コムの「さよならは夕映えの中で」はちょっと苦しいか。

●月組芝居「心中・恋の大和路」
歩くのが辛くなったくらりん梅川にサエ忠兵衛が「私に負ぶされ」と言ったところ、くらりんがぴょーんとエビ反りに乗り会場に笑いが(元からこんな演出らしいのですが)。しかしその後は美しい世界でした。二人とも無言なのが良かったのか?ほっくんがずーーーーーっと歌っていて、このコーナーのメインのようだったわ。

●星組ショー
ワタ・檀・タニの歌い継ぎは・・・・・・・。しかも「心の翼」・・・・・・・・・。 苦しい・・・・。

●花組芝居「ベルサイユのばら フェルゼン編」
「フェルゼン様」の台詞と共にアップで写ったふーちゃんに爆笑がおこる。そりゃ、「こちとらチャキチャキの江戸っ子でぇっっっ」って雰囲気の笑顔だったから仕方がないけどさ、どうみても王妃に見えない。それが「あんまり似合っていないかな・・・」を通り越して笑いになってしまうのは
大変ヤバイ
タニの玉勇とは違うんだから。カツラとかもう少し何とかならなかったのかな。ただでさえ笑い顔なんだから、こういう場面で歯を見せて笑ってはいけないと思う。オサは金髪ロン毛が似合っていた。

●宙組ショー
年代の新しい歌のコーナーなので、かなり自分の組の曲。もう少し意外性がある方がいいのにな。特出のトウコちゃんが「王家に捧ぐ歌」を男役バージョンで披露。

その後は「100年への道」というショーコーナー。トドさんソロ→娘1+いろんな組の若手男役の歌い継ぎor特出チーム→トド+各組トップでフィナーレ。エトワールはハナちゃん。今年は特に見合いなど無く「将来への布石を見せる」場面はなかったね、と思っていたら、特出チームの階段降りが、かしげ・ミズ・キリヤン・タニの4人並びの後、トウコ・アサコの二人並び。中継ではこの二人を、一人づつアップで写し、びっくらこきました。トウコちゃんはともかく、ミズを差し置いてアサコ〜。

と、特に贔屓がいなければそこそこ面白かったのですが、特定の人(一人)のファンだと出番が少なくて辛かったかも。上演時間が延びたのでMCが少なかったのもさびしかったわ。あと100周年ソングは怒り爆発な曲です。吉崎先生、こんな歌詞に曲はつけられません、って公平ちゃんに言って欲しかった。あと10年、随所で歌われるのよね。くうううううううううっっっっっっ!