「レディ・ゾロ」

2003/02/22 (土)

 ひと言で言えば
つまんねー芝居
です。どこが悪いんでしょうねえ。まず脚本かなあ。ネタがすでにつまらんと思うんだけどね。ゾロの娘ね。次に登場人物が多すぎるかな?善と悪の対立、にしとけばいいのに、チャーリーだけでなく、草刈正雄にも杉浦太陽にも土居裕子にも見せ場を与えなきゃ、ってんで、どうにも散漫になるっていうか。次に「音楽活劇」っていうけどさ、歌える人が殆どいないんだから(笑)歌なんか入れない方が良かったと思う。歌の入れ方も不自然だし、メロディもイマイチよ。あとさ〜、迫力を増すためだと思うけど、スタントが多くてさ。下手でもいいから本人達にさせる方が良かったと思う。だって、役者のファンが対象でしょ。脚本家・演出家のファンじゃなく。ただでさえ見せなきゃいけない役者が多いので一人一人が舞台にいる時間が少なくなるんだから。下手でもなんでも舞台に立ってりゃ、「ああ、あの人が舞台にいるわ〜〜」ってテンションでもう少しは盛り上がると思うんだけどなあ。変態系の登場人物とかギャグとかも、新感線とか見慣れてない客が多いと、ただ寒いだけだよ〜。あと脚本的にはジュリアンとタニアが恋人同士っぽくなると思うんだけどね。チャーリーと太陽君では全然違う雰囲気で・・・。
 で、役者ね。ええ、予想通り
棒読み合戦
でしたわよ。普通宝塚トップの退団後初公演というと、外の舞台が不慣れな人のために脇を固めるものだけど、今回はチャーリーを引き立たせるために、わざとチャーリー以下を揃えたのか?ってなカンジ。土居さん以外、歌ダメダメだしな〜。チャーリーは喋らないといいかも。美人だしスタイルがいい。ゾロの黒革パンツも似合うし、ドレスも立ち姿がキレイで惚れ惚れ。だから喋らないで〜〜(涙)う〜ん、最後の方は悪くなかったので、芝居自体がダメではないと思うんだ。発声練習してくれないかなあ。あとは、もう、皆様のご想像通りでございます。ハイ。