愛の手紙」
■2004/04/23 (金)
  「赤と黒」の朗読劇と聞いていたので、舞台に椅子があって、そこにリカちゃんが座って朗読するんだろうな、と思っていましたが、違いました!
開襟シャツ
で、舞台上を動いての演技付き。う〜〜〜、鼻血ダラダラ〜〜・・・・・。
リカちゃんはジュリアンとレナール夫人の2役(マチルドは水月めぐさん)。ジュリアンの時はちょっとロン毛に白いフリルの開襟シャツ、赤いサッシュ、黒いパンツ。レナール夫人は黒地にレースをふんだんに使ったドレス。髪は金髪で左肩でまとめて垂らしているようなかんじです。ジュリアン登場の時、会場は声にならない感動の嵐。男役のリカちゃんだよーーーっっ!もう、カッコイイのなんのって!
野心満々の色男
なんて、まさにリカちゃんのハマり役ではありませんか!ああ〜、退団後にこれを見られるなんてーーーーーっっっ!幸せすぎます!!!レナール夫人登場の時も、会場から具体的な声があがったわけではないのですが、「ドレスよ、ドレスよ〜〜」と皆さんの思いが会場を満たしました。いや、でも、ドレス自体はビックリでしたが、女役(笑)自体は、インタビューとかで見る「素」のリカちゃんの延長上のイメージで、それほど違和感はありませんでした。意志の強い女性でしたが、ジュリアンと結ばれたときの幸福感は羨ましかったですわ。変わりたい!って、どっちもリカちゃんなんだが。
 2部はトーク。白いノースリーブ(レースっぽい生地)に穴の開いた(笑)ジーンズ。黒いでっかいベルト。リカちゃんってインタビューはあまり・・・と思っていたのですが(←ベルリン公演の時とか)、すっごく良かったです。ハキハキして回転も良くって。トップになってから鍛えられたのかな。それとも昨日の客は身内感覚だったからかな。退団を本当に実感したのはオスカー・プロ入社の記者会見の時だったとか、そのあとパリ・ロンドンに行って「買い物とか『性転換した』とか」などなど。水月さんの進行が良かったこともあると思います。
 残念なことは、初日ということもあり、お二人とも何回か噛んでしまったこと。でも「進化する」リカちゃんなので明日はもっと良くなるハズ。ので、明日の昼公演のチケットをウッカリ買っちゃいました。退団後も貧乏神なアナタ・・・。


2004/04/24 (土)
短いが、悪くない生涯だった
 今日もジュリアン様を観てきました。朗読劇は50分。昨日は長く思いましたが、今日はあっという間でした。貧しい家に生まれ、自分の美貌と知識を元にのし上がろうとして一生を駆け抜けた男の物語。レナール夫人を撃ったときの苦悩、裁判での答弁、朗読なのに泣けるわよ〜。短い時間なのに、彼の、一生の思い全てが伝わってきました。共演の水月さんは、リカちゃんは「芝居の世界に入っていく」とおっしゃっていましたが、だからこそ観客もリカちゃんの世界に入ってしまうのですわ。有楽町朝日ホール、この一瞬はロシアになっていましたよ。
 あ〜、とにかく、リカちゃん、ジュリアン様が似合いすぎ〜〜。できればレナール夫人を星奈優里ちゃんで、マチルドを西條三恵ちゃんで観たかったなあ。リカちゃんの男役の声、これからも聴けるといいなあ。「喝采」では、そういうシーンがあるかな?
 2部のトークの衣装は黒のパンツスーツ。昨日とは違って「カッコイイ」系。お話は
 ・退団後、今までできないヘアスタイルをと思い(在団中に言っていた
  「スキンヘッド」は、次の仕事の関係でできなかった)、
  エクステンションを付けてドレッドヘアにした。編み込むのに2日間かかった。
  重かったので、1週間(だっけ?5日だっけ?)で止めた。
  ほどいた直後は篠山紀信先生みたいだった。
 ・宝塚の衣装は豪華なためすごく重い。バレエとかだと踊りやすいように
  オーガンジーなど軽い素材を使っているが、宝塚はそんな気遣い無し。
  なので、簡単に見える動作もすごく大変。
 ・大階段パレード、トップの羽は30kgぐらい。それを背負って背筋を
  伸ばさなければいけないので三頭筋(二の腕)が鍛えられた。
  今回の稽古の時、演出(?振付?)の先生から、
  女性で三頭筋が走っているのはボディービルダーぐらいと言われた。
 ・レナール夫人の鬘はオックスの鬘(アデランスからレンタル)。
  ジュリアンの鬘は写真集で使った鬘。
とかとか。一部記憶不確かですいません。