月組(東京宝塚劇場)「大海賊」「ジャズマニア」
■2001/08/18 (土)  初日!
芝居
 昔ハリウッドで量産された海賊映画みたい。パターンと言えばパターンでたわいもない話。でもま、「望郷〜」よりはずっといいよ。(多分)新調の衣装が多く、金がかかっているなあ、と思いましたわ。セットとか回り舞台とか良く使っていました。ただね〜、牢獄に捕らわれた元船長を救いに行ったら、牢獄のドアがなかったんですけど。あれで鍵を開ける仕草をされちゃっても困るわ。最後はいろいろ死んじゃうけど、ヒロインまで殺す必要なかったんじゃないかね?みんなで仲良く出航でよかったのに。人を殺さないと感動させられないのか、中村A?リカちゃん新トップということで「踊りの月組」を目指そうとしているのかな?従来の芝居よりも踊りが多い。オープニングの海賊達の踊りはかっこよくて「オオッ!」と感動したが、その後の踊りはワンパターン。特に戦闘シーンが。

ショー
 オープニングのセリ上がり、リカちゃんは好きなんだけどさ〜、マミちゃんの広い背中でなくて悲しかったよ。このとき初めてマミちゃんがいないことを実感しました。ショー自体は好きなので楽しめました。主題歌がまだ頭を回っているよ〜。とにかくリカちゃんに目が釘付け。ソロの踊りもすごくよかった!見惚れちゃったよ。変更はあったけど、改良でした。「前の方が良かった」と思う場面はなし。でもさ、ロケットがすごくいいんだけどさ、ムラと同じだから、これもビデオではカットだよね。あと8回見るけど、多分楽しめると思うわ。

リカちゃん
 やっぱりね。新鮮味はないね。大きい羽を背負ってもそれほど感動はなかったかも。でも真ん中にいても違和感ないし、組子を率いている、ってカンジがする。芝居は貴族時代の坊っちゃんと海賊時代の野生の男(ってホドでもないが)の2パターン楽しめてお得です。うふ。男らしいわ。ヒロインとの恋は取って付けたようだけど、それは脚本が悪いんだし。トップの特権で、音のバランスも気を使っていただいたようで、声は聞き易かったですわ。ただ胸のマイク周辺にアクセサリーが多いせいか、動くとジャラジャラ雑音が多かったかな。えみくらを抱き上げるときはスッとは持ち上げられなくて、ちょっとドキドキしましたわ。とにかく文句ナシです。ええ、望郷、エル・ドラド・夜明けの序曲・エクスカリバー、この辺を体験しているからね。今日は14列目なので冷静ですが、5列目の日は腰が抜けることでしょう。リカちゃ〜ん!

えみくら
 顔の大きさは動いていればそんなわからない。芝居はいい。滑舌も良く表現力もある。ドレス捌きは普通。歌は全般的によい。アルトよりソプラノが出る。踊りはないも同然なのでよくわからないが檀ちゃんほど「動きが悪い」という印象がない。ま、デュエットダンスなどはリカちゃんしか見ていないせいもあるが。とにかくリカちゃんとラブラブ。リカちゃんが惚れきっているように見えるので、嫉妬で狂う人以外のリカファンは受け入れざるをえないだろう。とにかくカワイイよ。良い嫁を貰ったよ。

専科
 専科3人は明暗がはっきりわかった気がする。わたる君は文句なくトップ候補。目に入る。けど「若さの勢い」以外がなにもないので、今すぐトップは止めてけれ。とにかく滑舌が悪すぎるのでセリフも歌詞も聞き取れないのよ。背の高さも、今回のように皆がブーツを履くとそれほど利点ではない。踊りもシャープではあるがリカ・ユラ・コモ・ミエなどと並べば特筆するほどではない。また、ショーのエリオット・ネス(?)。マミちゃんに比べると雰囲気作りがてんでできていない。マミ&ターだと短い芝居のようなのに、わたる君だと、ただ彼(女)が踊っているだけ。ま、精進してね。
 いおりはヤバイ。芝居では悪目立ちはしてなかった。逆に溶け込み過ぎだよ〜。馴染んでいるのとは違うの。セリフが多いしシャドウも青いので、なんとか伊織さんとわかるが、それがないときっと見つけられなかっただろう。コウちゃんですらシューマッハーより頭1個上って気がしたのにね。ショーの42edストリートの掛け声は相変わらず勘違いな気障振り。大丈夫か?華、というより売りを持っているという点ではシューマッハーの方が上だ。なんで3番手にしたんだ?とにかくこの二人でマミ&ターのシーンをやるところが多くて、若さ故の未熟さの方が目に入ったわ。ガイチは専科って気がしないね〜。2番手だわ。とも言ってられないか。歌うまい。さりげなく入ることもできれば1場面中央にいることもできる。こうして便利屋になってしまうのか?それも惜しい気がするのよ〜。

シューマッハー
 プログラムの順番はタニ → ケロ → キリヤン → ユウヒ。全体的にキリヤンプッシュかな?芝居も昔ならタニの役で3番手でもおかしくはないくらい。ショーは前の通りロケットボーイなどソロ多し。歌もうまくなっているし。ここまで器用にできてしまうと、どこに落ちつくか不安になるわ。ケロは芝居はあまりみどころなしかな。ショーはいろんなところで踊っている。タニは芝居は悪役チームでそれほど出番はない。ショーでは若手を連れて銀橋を渡るなど大人っぽくなってきた。歌も普通よ。うまいとは言えないけどさ、わたる君よりはいいよ。少なくとも歌詞は聞き取れる。で、ユウヒ。すっかり男らしくなったよ〜。セリフまわしも男だし、え〜ん、とにかく凛々しいよ。悪役だけど。バウが楽しみよ。

その他
 三恵ちゃんがいいわ。彼女はトップ娘役でなくて良かった。姫役をするには惜しい存在感だ。娘役2番手としてゆらさんの跡目を継ぎつつある。リカちゃんを支えてね。ゆらさん・ちずさんは変わらず。歌と踊りで締めています。コモちゃんがね〜、ずっと年齢を感じさせない人だったが、やはりえみくらと並ぶと「トシだなあ」と思うわ。こうして脇に行くのね。でもいいか。それもできる人だから。ショーのGI、リフトされるのが上手い子がいるわと思ったら千佳ちゃんだった。星組に行っても応援するよ!あーちゃん&となみちゃんはわからず。エリちゃんはすっかりオヤジ系か?組長、かっっっちょえ〜!穂波さんがなっちゃんの位置に来たのかな?下手な若手と思った人がマチオさんだった。越リュウはハッキリした役がなく、あっちこっちに出没。

 とにかくベテランが抜けたこと、特にショーはマミ&ターが作っていた大人っぽい雰囲気がなくなり、全体的に若いイメージを受ける舞台でした。次は20日です。

■2001/08/20 (月)
 2回目じゃ。今回は2階13列下手側。舞台全体を見渡せる場所から見ると、ワンパターンだと思っていた群舞もそこそこバリエーションがあるかも。前回はキリヤンばかり見ていたのが悪かったのかも。
 牢獄の扉はちゃんとありました。初日になかったのはハプニングなのね。良かったわ。伊織さんが良くなってました。男らしいというか。カツラが違うせい?埋没してるけど、悪くはない。ゲストで呼ぶほどか?と言われたら答えられないが、いたらいたで使い用はある。そんなカンジ。この人は与えられた仕事はなんとかやりとげるけど、それ以上はないのかな。タータンは2番手の仕事をキッチリしてたし、コウちゃんは求められている範囲とやっていい範囲を読み切って、ホンのわずかはみ出してくれた。伊織さんも、自分の頑張りを見せるということよりも、場面の長としてバックを率いるということを考えた方がいいかも。自分だけじゃなくて、まわりも見てね。ヤバイのはワタル君だ。演技面とかスケールとかについては、中身を濃くしていくことなら公演中に改善することもできるだろう。しかし、歌が!タニ並だよ。ワタシ的にはタニ以下なのよ。宙組時代ならずんこ・たかこは雲の上の人、雪組の時だってトド・ブンには敵わなくても当然よね、ということで、具体的な実力はしみじみ考えてこられなかったが、月組に入るとねえ。そこそこレベルとか、そこそこチョイ下の人がいて、それ以下なのよ。それがバレてしまったのう、って気がするわ。歌だけじゃなくてもね。宙組時代の下はねったんだっけ?まだまだの人だよね(当時)。その下はさらに若手。雪組の時も下はかしげちゃんさえクリアすれば良し。コムは系統が違うからともかくとして。それが月組に来るとシューマッハー4人と取りあえずブチ当たり、その他にもエリちゃん・越リュウなどもいるからねえ。そこと比べると、まだまだ、って気がしちゃうのよ。身びいき200%だけど。
 えみくらちゃんはヒール高いね。かわいそうだわ。そしてリカちゃん、ステキ。あと7回だ〜。市川行ければ8回か。でも全国ツアーのメンバーでも見たいよね。エドガーは誰になるの?タニ?それはルキーニの布石?

■2001/08/26 (日)
 情報通り「お姫様抱っこ」がなくなっていました。良かった。腰キツそうだからねえ。乙女の憧れといえどもね。体の方が大切ですよ。しかしそれにともなってエレーヌを海に流すのが、前はスモークの中、盆セリまわして降りていったのに、今回は単なるセリ降り。なんかヘン。せめてスモーク焚いて欲しいなあ。
 ストーリーは、伏線らしきものの書き込みが足りないよね。ロイヤル・パシフィック号からアドベンチャー号(ホント、芦ノ湖遊覧船の名前のようだわ!)へ移った水夫ってなんだったの?セリフ与えただけの方がまだ納得いくかも。伏線忘れよりもね。エレーヌが瀕死で歩いていくのは、初日は無理のある話だと思ったけど、今回は意外と納得できた。死ぬのわかりきっているからエミリオもどうしようもないんだよね。うん。伝わってきたよ。
 しかし、あれだな。えみくらちゃん自身はいいと思うの。リカちゃんの腕の中にスッポリ入るというのはツボ。まだ肉が絞り切れていないけど、それが逆にぬいぐるみをキューッって抱くようなカンジで愛らしい。友人とも言ってたんだけど、リカちゃんの相手役を羨ましいと思ったのは初めてです。コモ・ミエ、この辺は仕事のパートナーってかんじでしょ?見てる方も、リカちゃんも。それがえみくらちゃんだとね〜、リカちゃんがかわいがっているのがわかるのよ。ああ、いいわ〜!それでもなお、言わせてもらえば、この話、エミリオとマリアだっけ?エドガー夫人との話にしてくれる方がワタシ的には好みだわ。ははっ。宝塚には向かないけど。
 この日はOMCの貸切だったのでジャズマニアのオープニングなどで「OMC」と言ってました。それ以外に特にアドリブがなかったかな。芝居の「海賊達は冒険が好き」の場面でリカちゃんがウミネコこと千佳ちゃんにちょっかい出していた。星に行っちゃうからね。あとは特に・・・。強いて言えばワタル君が略奪許可証がなかなか取り出せなかったね。
 ああ、それにしても!ここまで冷静に書いたけど、5列目だったので見ているときは心臓バクバクでした。目の前にリカちゃんがいるんだも〜ん!でね、舞台中央にリカちゃんがいるときは目の前にケロとかタニとかユウヒとかコモちゃんとかいるの!どっちを見ればいいの!リカちゃんも見たいけど、ああ、迷うぜ!なんて贅沢な悩みなんでしょうね!
 次回、9月2日も偶然にも同じ席が当たりました。また悶えに行きます。

■2001/09/02 (日)
 4回目。見慣れてきたので芝居もそこそこ。(いや、良いという程ではないんだけどね)最後の銀橋のところもなかなかに泣かせてくれるわよ。なんか、すでにオヤジモードなので、えみくらがカワイイのだ!可愛くて仕方がないのだ!!みはるを見てた時を思い出すなあ。いい子だよ。でも、エレーヌって「心を激しく揺さぶった人」なら誰でも良かったんか、という気持ちがしなくもなく。案外ラッカム船長でもOKだったかもよ。わはは。リカちゃんは声が厳しそう。こんなに歌わせなくてもいいのになあ。でもって、お披露目だと力が抜けないじゃない?もう少しすれば力の抜きどころもわかってくるかもしれないけれど。せめて「黄金のファラオ」とか「ゼンダ城の虜」ぐらいの曲数にして欲しかったな。ファンの言い訳だけど。
 ショーの方はコートを脱いだ後の「シュビドウバ〜」を「三井住友VISA VISA」と歌ってくれて大笑い。そのあとのワタル&なおのタップの出だしも「三井住友VISA」とか言ってくれたし。「アンタッチャブル」の三恵ちゃんのボブの鬘も赤かったし。いや〜、やっぱ貸切は楽しいね。また行きたいわ。
 そうそう、幕間の抽選会の司会は妃里梨江さんでした。ミコちゃん!かわいい。というより美人!やっぱキレイだったわ〜。彼女を見れてすごくお得でした。
 しかし、アレね。やっぱ月組って踊りが揃わないよね。ヤンさん時代(ナマ)とか、大浦さん時代(ビデオ)の花組を見慣れていると、ピシッという音が聞こえそうなほど男役群舞が揃っているのが宝塚だと思っていたのだが・・・。しかしここまでバラバラで好き勝手に踊っているのを見るのもまた楽しいね。それにモブシーンが「芝居の月組」というだけあって、みんな役になりきっていろいろアドリブかましているんだけど、すでにうるさいというか喧しいというかけたたましいというか、でもそれすらも個性と思う私のノウミソは腐っているのか?

■2001/09/04 (火)
 さてさて。5回目。そして通路際の手すりに寄りかかれる2階席。ともなれば、芝居は寝るわよね。リピートするにはキツイ作品だよね〜。だって、結局これぞっ!って山場がないんだもん。いや、エドガーを倒すところがそうなのか?でもその前のチャンバラが誰が死んで誰が残ったかわからない半端な描かれ方しかされていないし、エレーヌがエドガーの妹、という葛藤も少な目。これは単純に脚本がマズイのよね。で、「ダンスの月組」にするため中途半端な踊り入れ過ぎちゃうし。もう少しスッキリした話にできるとおもうんだけどなあ。でも中村Aだから。仕方がないか。
 今日はビデオ撮りということで、皆さん気合いが入っていました。入りすぎて騒がしくてリカちゃんが埋没しちゃうくらい。でも、リカちゃんの喉厳しそうで、それを俺達が( ← 違う)フォローしなければって気持ちが伝わってきて、リカファンとしては大変申し訳ない気持ちになりました。組子の皆さん、ありがとう。本日の夜公演は新人公演だから、とりあえずこの回でリカちゃんは休演に入るんだよね。体、休めてね。しかし、最後の決めゼリフ、リカちゃんは思いっきり噛んでた。あれが残ったらいやだなあ。
 ショーもまったりで、リカちゃんの声がやばくて。結局ケロばかり観ていた。疲れる観劇だったわ。

 キャトルに行ったらTCA2001のビデオが流れていた。どうも中継の回がビデオ化されているみたいね。で、娘役の歌うシーンで、私の後ろにいたお嬢さんが「花ちゃんかわいい〜。みどりちゃん歌うま〜い」とか楽しんでみておられたようですが、「・・・でも『ランララ〜ン』って歌詞はどうよ・・・」と。段々暗くなっていくのがわかりました。でもね、こんな脱力歌詞も、いつか口ずさむようになるのよ。

■2001/09/08 (土)
 う〜ん。リカちゃん、喉は厳しい。大変厳しい。掠れるだけでなく、歌に力が籠もっていなくて、腰砕け。見ている方がドキドキするわ。でも、一緒に行ったナマ宝塚初見の人はそれほどとは思わなかったようなので、知らなければこんなもんと思うのでしょうか?このドキドキのおかげで集中して見れなかったよ〜。それに、やっぱり、話がおもしろくないし。駄作ってほどじゃないんだけどね。エレーヌと会ったときに「血の海の中で酔っぱらいながら短剣を振るっている方がお気に召したか?」というセリフに「その方がいいよ〜」と心の中で叫んだよ。それこそがリカちゃんなのに。それに酒場のシーンでの踊り。ケロとかキリヤンとかは踊っているのに、リカちゃんは真ん中でポーズを取るだけなんだよな〜。踊らせて!歌を歌わせるんじゃなくて。歌が多すぎるわ!8曲ぐらいあるじゃない。ちくしょ〜!中村Aめっ!ああ、暴走しちゃうよ。
 本日はとんでもないアクシデントがありました。最初の方のキッドとの喧嘩のシーン。「俺がちゃらちゃらした貴族の坊っちゃんだと」のところ。抜いた剣が滑って床に落っこっちゃったのよ〜!ひゃ〜っ!!!!と思ったら、キッドが「なんだ、やるつもりなのか?それなら、さっさと拾えよ!」みたいなこと言ってくれてフォローしてくれました。ありがとう!伊織さん!機転が利くのね。見直したわ。ショーは貸切だったけど、特にアドリブはありませんでした。
 とにかくドキドキしっぱなしで、疲れました。次回は復調しているといいなあ。

■2001/09/13 (木)
 失敗したよ。前回リカちゃんは絶不調だったので期待してなかったの。だから対リカちゃんバリアーを張っていなかったの。これがあればね。リカちゃんを見ても「かっこいい〜!」って程度で終わるの。でも忘れちゃったから
脳天直撃っ!

もうクラクラよ〜っ!ステキよっ!ステキすぎるわっ!!
 喉の調子は程々かな。8/26よりは悪く9/4よりは良い。9/8に比べれば断然良い。気合い入れて歌うところ・力抜いて歌うところをはっきりさせたので迫力は増。海賊らしいです。えみくらちゃんとの船上デュエットが一番厳しいね。それ以外は声が掠れた、というよりは音ハズしたかな?というカンジ。苦しくはそれほど聞こえない。音響スタッフも頑張ったかな。
 それよりもね〜、演技が良くなったのよ。以前見たときよりマラカイボの前後がはっきり演じ分けられていたの。マラカイボ前の訓練まではまだ貴族の坊ちゃんでヘボヘボ。弱っちいのよ。それがマラカイボ攻略で髪が伸びた瞬間「男っ!」ってカンジで逞しかったよ〜!カッコよかったよ〜!これぞ紫吹淳っ!!でした。ああ、クラクラしたよ。
 組子のアドリブは程良くなって、うるさくなくなった。アドリブポイントも発見。「♪俺たちゃカリブの陽気な海賊」のところで、後ろの方で樽の上でキリヤン・千佳ちゃん・ケロが順番に一人づつ踊っているのよ。それとね、びっくらこいたのは組長だ。何気に胸元開いてるよ。多分リカちゃんについで開いている。でもやっぱり男らしい。その他、ワタル君の男っぷりが上がってきた。歌詞も聞き取れるようになったし。ナオちゃんも「お前が好きだ〜」で拍手もらっていた。得意なキャラでよかったよね。タニは歌がうまくなってきて寂しい(涙)この子は踊りも良くなってきた。体の線がキレイだよね。顔も小さいし。トップになるのは?ではあるが、なれないのもまたツライかも。
 
 さて。妄想。ラッカム船長×拝み屋は基本であろう。ドクターがエミリオを気に掛けているのは周知の事実。しかしながら私の一押しはラッカム船長×エミリオだな。エレーヌを失った後のエミリオを慰めてくれ、船長!などと思うから私はイバラ道なんだよな。ただでさえリカ受はイバラ道なのに・・・。でもロイヤル・パシフィック号襲撃の指揮をするエミリオの横に船長、いい図なんだけどなあ・・・。

■2001/09/18 (火)
いや〜ん!
リカちゃんってば、
なんてステキなの〜っ!!

ああ、本当に(爆)。某所での報告通り声は復調の一途を辿ってます(日本語おかしい?)。とにかく声が掠れることについてビビらなくなっている。思いっきり声を出している。出さなくてよいところは出さない。ちゃんとコントロールしてますな。その結果
メチャクチャかっこよく
なっています。

なんちゅうか、フェロモンバリバリ全開。2階席にも充分届きます。ああ、ステキよ〜。それしか言えないよ。
 今回はさらに坊ちゃん時代と海賊時代にメリハリがあります。この前は「5年後」は「男臭くなった」ぐらいだったのに、今回はちょっと品がなくなって、海賊っぽくなってました。海賊稼業が板についているというか。聞き耳を逃がすときも、海賊らしいのよ。修羅場くぐり抜けてきたなって、年季を感じるのよね。うふ。その後の船長選びでもいきなり腕を上げたようにもみえず自然だったよ。専科の方々、キッドは本当に当たり役だったね、ナオちゃん。そしてワタル君。最初はどうなることかと思ったけど、最近は「品のある悪役」なんて複雑な表現を止めて、思いっきり巨悪というか悪玉親分というか、単純にしてくれたおかげで話もわかりやすくなった。やっぱ、中村先生の指示違いだよね。
 んでもって、ショー。これは困る。どこ見ていいかわからんところばかり。2階下手寄りにいたので、中詰めでは上手花道で踊り狂う越リュウがバッチリ目に入って、離せないのよ。チクショー!銀橋にいるリカちゃんとか、その後ろにいる組長とか見たいのに。リカちゃんはダンスの迫力も増してきて、ストーミウェザーのところなど、ファンだけにリカちゃんが一番カッコよく見える。9月上旬は回りにちょいと負けてるかな、と思ったけど。
 とにかく気迫が増したりかちゃん。20日がMy楽日だったんですが、思わず23日もオークションで買っちゃった。席は悪いけど定価だし。うふ。でも千秋楽は行けないの。クウガオンリーと卓治があるから。ああ、私の愛ってば・・・。

■2001/09/20 (木)
 My楽日。のハズだったけど、もう1日買ったのでラストから2番目の観劇。うふふ〜、リカちゃん、いいわ〜。堪能してきました。喉自体は火曜日の方が良かったかも。今日の方が掠れる部分多し。でも、いいじゃん。あともう少しだし。エミリオ船長は男前。男臭い。好き好き!
 今回の注目は越リュウ。特にジャズマニアの中詰めの上手花道で飛び上がるように踊り狂う姿は惚れ直しました。彼女は正月の「愛のソナタ」とか「ESP!!」とかでは姿勢がちょいと悪かった。これは多分、昨年春まではコーラス&群舞路線だったので、背が高い彼女は小さく見える(=背丈を周囲に会わせる)努力してたんじゃないかと思うのさ。でも、月組だから。銀橋に並ぶダンサーすべての踊りがバラバラなんだから、越リュウ一人外してもノープロブレムなんだよな〜。彼女もようやくそこまで思い切れたのかな。とにかく姿勢が良くて背筋がキレイでした。
 踊りが揃わないといえば「オン ブロードウェイ(?)」ガイチの後ろのタニ・ケロ・キリヤン・エリちゃん、全員踊り方が違う。キリヤンはダントツでうまいよね。エリちゃんも基本押さえてうまい。タニが意外と体の線をキレイに出している。意外と踊れるのよね。その中のケロ。反り返しすぎるし、屈みすぎるしで普通ならやりすぎと思うくらい。でもケロはそれが魅力。なんでそこまでテンション高い?しかもテンション高く踊れば踊るほどオヤジ臭くなるのはナゼだ??まだ30歳前のお嬢さんなのに。醸し出される雰囲気は中年オヤジなんだよね。でも好き。
 そうそう。今回は噂の末子さんの判別がつきました。彼女は踊りに勢いがあって好き。あえて分類するなら朋舞花さん系。姉御っぽい雰囲気なのよね。でもユラさんほどはイッてないというか。まだ若い人なのでこれからもたくさん見れるよね。

 泣いても笑っても、あと1回。しっかり見なきゃね。と、言いつつ、市川は行くのだ。

■2001/09/23 (日)
 なんと10回目!二桁!!同じ劇場、同じ演目。こんなことは初めてです。いいのか、自分?
 ケロの御言葉。「いーところで邪魔ばっかりしやがって」。樽の上の踊りは頭の上で輪っか作ってクルクル回り。ああ、ここが最初からわかっていればちゃんとずっと記録したのにね。それはともかく。リカちゃんの喉は20日よりは良かったよ(ホント、「今日のリカちゃん」のようだ)。最後の「錨を上げろ〜」も、そんなに声が掠れることはありませんでした。キッドとの船長選びも余裕シャクシャク。強そうよ。カッコイイよね。好き好き!
 ショーの方、えみくらちゃんが「42ed」の銀橋ソロとパレードの時のカツラを交換してました。パレードのクリクリカールに羽ふわふわもかわいかったけど、こちらのパターンの方がしっくりきました。檀ちゃんと重ならないような配慮だったと思うけど、ラストは絶対おかっぱに帽子の方が良かったな。というより、銀橋ソロのカツラはどうしてこの髪型なんだと思ったけど、これ用だったのか!こちら、ショーのリカちゃんもステキよ〜ん。やっぱストーミウェザー。この歌は絶対まみちゃんの声の方が合うと思うんだけど、それとは別にね。ただ立っているだけでシブジュン・フェロモンが充満してくるカンジでさ。踊り出すとパワーアップよん。君にクラクラ。あと、あれだ!中詰めの越リュウ。やっぱり、いいよ〜。ここ以外に三恵ちゃんが青いドレスのシーンとか、ケロ&ゆーひのダバダバダ〜のところとか、足の線がキレイ。踊りもキビキビしている。それなのに最初はコーラス要因なので歌がうまいってことで。オヤジ芝居もうまいし、得難い人だよね。るいるいの背中の筋肉、ムラのジャズマニアより男らしくなった。娘役転向を体で拒否したな、ってカンジだ。あと、関係ないが、オーケストラのフルートの人がエドガーとラッカム船長再会のあたりでずっと肩ツボ押しで肩をグリグリしていた。グリップ赤いから目立つよ〜、と思ったら、後ろのバイオリン?の人が注意してた。辛いのはわかるけど、上演中は止めてね。
 
 これで終わりかと思うと正直さびしい。が、市川行くんだもんね〜。もう一度リカちゃんの胸元見れるんよ。タニのエドガー、キリヤンのキッド。楽しみだわ。「血と砂」のバウが取れなければ、もう一日こっちを増やそうかな。うふ。