「エリザベート(帝国劇場)」
■2001/04/01(日) トート:内野聖陽
 みなさん、再演ということもあって、パワーアップしてました。内野さんも歌がいくらか良くなっていました。一路さんも自然だし。まあ、良かった。
 でも。1幕がすごく良かったの。それだけに2幕のシシィの孤独ってわからないの。1幕ラストですべてうまく行ったように思ったのに。ゾフィーに「あの家には狂気の血が流れている」って言われたぐらいで、精神病院に行って「逃げ出したいほど孤独」とか「あなたの方が自由」ってなんじゃい、そりゃ!って思っちゃうのよ。んで、1幕ではフランツとシシィが超ラブラブなのよ。トート様が入る隙がないくらい。それがいつからトートになびいたのかのも、わからんわ。トートが死と同時に安らぎや自由の象徴なら、フランツは生の象徴でしょ?で、フランツ(生)に思い入れているのに、なんで最後はトート行くんだか。やっぱり、1幕から、そこはかとなく孤独感を出さねば。なんか姑に苛められたぐらいでひがむなよ〜!ってカンジなのよ。昼メロの嫁姑ドラマより軽い悩みっぽいのに、死神が出てきて、「自由になりたい」って言われてもねえ。ま、始まったばかりだからしかたないのかな。私はなんといっても星組が一番好きだしね。

 本日は上手よりに座ったため、トート閣下とルドルフのチューは、トート閣下の髪の毛に隠れて良く見えませんでした(涙)。ああ・・・。5日の山口さんの回も同じくらいの上手なのよ。大阪で見ることがあったら下手を取ろう。

 ほんで、勝太郎さんもチェックしてきました。勝ちゃんって背が低いかなあ。とおるさんの横にいたから低く見えたんだと思っていたんだけど、違ったみたい。哲ちゃんはわからず。そいから鈴木さんの歌声はやっぱイイ!四季唱歌法でも彼なら許す。でも気持ちよすぎて、ちょっと寝ちゃうコトも・・・。ごめんね。


■2001/04/05 (木) トート:山口祐一郎
 一路さんは前回見たよりずっと良かったわ。声の伸びが良くて演技も自然になってました。孤独感が良く出てたかな。それでね、トートがウッチー!さすがに歌が・・・・。声というか語尾が伸びないのよ。「エリザベート〜」の最後の「〜」が出ないのよ。まりこさんの偉大さがわかったね。でも妖しいのよ。雰囲気は絶対山口さんよりウッチーの方がイイね!エリザベートを誑かしているよ。山口さんだとエリザベートにどんな気持ちを持っているかわからないけど、内野さんはわかった。また、内野さんが歌ったため、高嶋兄の歌唱力が目立たなかったよ。あと鈴木さんね。旧名芥川さん。声がステキ〜!それでもってシシィを愛しているのがわかるの。でも声があまりに気持ちよすぎてちょっと寝ちゃったよ。ごめん。