月組(宝塚大劇場)「愛のソナタ」「ESP!!」
■2001/05/27 (日)
 最初は27日11時の回をJTBで押さえたので、27日15時公演を一般売りで買って・・・と思っていたら、卓治のライブが入ったので急遽26日15時公演購入・1泊へ変更。ついでなので26日11時の回もオークションで落として見てきました。
 芝居は思ったより悪くない。アドリブ、特にマミ・リカ以外のアドリブが効いている。コウちゃんもおもしろいわ〜。どんどん弾けて頂戴な。内容もサヨナラ・モードなので、うっかりすると泣きそう。特にテレーズがいいよね。「一生逃げてまわるのですか。あなたの人生です。自分で決めなければ」。歌もね。「誰か言う 誰でも 人は一人と どれほど大切な出会いにも別れは来るのだと それでもなお・・・」。そう。まみちゃんもりかちゃんもその他の人も、特に男役は、タカラジェンヌとして私の目の前に現れたときから、いつかいなくなる人なのよ。例え棚澤さんは存在し続けてても、濃い役で、娘役さんの腰や首根っこをグイッと掴んで引き寄せてニヤリと笑う「紫吹淳」とは必ず別れが来るのよ。時間・お金をどれだけ注ぎ込んでもね。でも「出会えて良かった」って思うわ。
 あとね、音のまとまりが良くなっているかな?笹田先生の指揮なので、伴奏じゃなくって「音楽劇」を作り出そうとしているように思えるの。だから東京で見たときより楽しかったわ。佐々田先生の指揮はいいね!この芝居って歌い出しが難しいんだけど、佐々田先生が全身を使って、「せーのっ!」と言ってるようで、出だしがちゃんと揃うのよ。佐々田先生からは、宝塚を愛し楽しんでいるのが伝わってくるのでとても楽しい。

 芝居とは関係ないんですが、ファミリーランドに虎の三つ子が生まれました。名前は「はるか・ゆめの・みらい」( ← 「グリーン・レクイエム」をちょいと思い出した。明日に夢を拓し歩む)。1匹は黄色く、2匹は白。そのうちの白い子の片割れはるかちゃんは当分保育器飼育なので、しばらくは黄・白の1匹づつの公開。もうチョーかわいい!です。まだまだすごく小さいの(虎にしては。柴犬成犬くらいの大きさ?)。仕草が子猫みたいなの。月組公演中はまだまだ小さいと思うので、是非見に行って下さい!
 それと、幸運にも「すみれ売り」に出会えました!狙ってたわけじゃ全然ないんだけど。ちゃんと募金して、すみれ(造花)をもらって来たよ〜。カメラ持っていけばよかったな〜。

■2001/05/27 (日)
 ショーは、どうっすか?まみちゃんサヨナラ前提のまみ・りかファンなら涙が出るほどありがたいシーンがたくさんよ。絡みまくっているのよ。まみ・檀の比じゃないわね。でも他組ファンからしたらどうだかね。2回目を遠くで見たときに思ったのは「金のかかっていないショーだなあ」でした。装置が2個ぐらいしかないのさ。衣装も着回し多いし。特にりかちゃん!「ダンディズム」の背広が減価償却できないのは理解しよう。でも、
なんでいつも同じ色なの?
ダンディズム・ブエノスアイレスの風・ボレルーのゆうこさんとの場面、みんな同じだわ!たまには違う色着せたって。
 場面ごとの踊りとかは意外と好き。特にまみちゃんの椅子のシーン。どこかでも書かれていたがプティの振り付けみたい。さすがにミーシャの椅子倒しはやらなかったけどね(って、できないか)。シューマッハ+コウちゃんの女装は良かったよ。お笑いと言うほどでも引くほどでもなかった。噂通りコウちゃんが美しくてね。5人の中で最初に見ちゃったから、まだ娘役さんのシーンだと思ったの。そのうち他はミョーにガタイのいい人だって気づいて、そこで初めて女装シーンだとわかりました。タニちゃんは似合う。違和感なし。背中キレイ。ケロは30代の女性風。キリヤンは美人だけど日本人じゃないみたい。そしてユウヒ!胸もデカイが肩も広い。完璧にオカマ体型だった。男らしい体つきだわ!!そうね、でもユウヒは成長した。1場面丸々は無理でも1場面を二人で持つぐらいは全然OK。目立つようになってきた。逆にタニちゃんの歌が良くなってきて普通の人になってちょいと寂しいわ。あと、コウちゃんがいい使い方をされていたかな。4兄弟の上なんだけど、ヘンに気障る事も、ヒラヒラのスパンコールビッチリの衣装もなく、娘役4人従えた銀橋ソロは良かったよ。ほんに、トップ候補と思わなければいい人なんだよな。
 そして圧巻は「マイ・ウェイ」による大階段を使った黒燕尾。ああ、これだけでも見に行く価値はある。泣けるよ。カッコ良くて。
 先行販売?の曲もなかなかノリの良いアレンジ。26日11時の時はゆらさんが近くに来て嬉しかった!!で、中詰めでは「ESP」の変わりに「OMC」って言ってた。よくやるよね〜。

■2001/06/10 (日) 「愛のソナタ」
 なんや知らんけど、みんな弾けっとたわ〜!まみ・りかはますますグレードアップだけど、コウちゃん・ダンちゃんが切れてきた。途中でまみちゃんが檀ちゃんに冗談で踊りませんか、って言うところでさっさと檀ちゃんが踊っていた。びっくりしたよ。コウちゃんも段々変になってきている。ちょっとした仕草も変なんだけど、イーグル亭でテーブル撤収の時に「やだやだ、片づけてくれないと死んじゃう〜」ってマリアンデルのマネしたり。イカスよ、コウちゃん。
 アドリブが多くてリピーター向けだと言われているけど、以外と一見さんらしい人からの笑い声が聞こえるのよ。おじさんの声というか。ここで笑うだろうな、ってとこで笑ってくれて可笑しい。ゾフィーを離せって言われて「イ・ヤ・ダ」とか、マルガレーテが東屋から出てきてビックリのシーンとか。うん、結構イケテるんじゃないか?

 2回目のショー、JCBの貸切。やっぱり中詰めは「ESP」の替わりに「JCB」って言ってくれたよ。「買い物するならJCB パッと使えばJCB」だったかな。会場中大受けでしたわ。客席降りの時、銀橋に残っているリカちゃんが一人だけ無駄に盛り上がっていた。髪の色といい、髪型といい、TOKIOライブの国分太一を思い出した。

■2001/06/23 (土)
 今回は宝塚ホテルのランチ付きプランでした。ご飯は前菜+メイン+パン+デザート+コーヒー。一応3500円相当ということになるのかな。とても美味しかったです!このクラスのホテルのランチと思えば決して高くないような・・・。食べるところは宴会場だったけど。宝塚南口に行ったのも宝塚ホテルに行ったのも初めてでしたが、実にキレイで優雅なホテルでした。時間があればゆっくりお茶したいところです。
 子トラは育っておりました。6月10日はまん丸だったのに!僅か2週間でかなり成人体型になってきました。ああ〜!今回のメインはみらいちゃん。ゆめのちゃんはお母さんの影で眠ってました。みらいちゃんは黄色の子。でもでも、やっぱりカワイイよ〜!その他、若造っぽい子がよく動いてました。白斗くん?白王くん?せっかく名前出す見出し板があるんだから、教えて欲しいわ〜!
 芝居&&ショー。ああ、なにを書けばいいの?みんなテンション高いよ〜!!アドリブたくさん。最近はマミちゃんだけでなく、リカちゃんも組子をいじり始めている。「♪傷つけたのは薔薇の騎士」のあたり、いままでは動けないお嬢さん方を酔っぱらいのユウヒとかが触りまくっていたんだけど、最近はお嬢さん方も反撃している。今日はこの場面にいつもはいないユーリ(ケロ)もいた。貸切だから?りかちゃんはいつもにもましてエロかったよ。こーゆー酔っぱらいオヤジいるよな、ってなカンジだったわ。ショーでは客席降りの時、ケロが目の前に来た。ひゃっほ〜。通路から2番目だったのに手を差し出せなかった。なにもわからない観光客の振りをして身を乗り出しちゃえば良かったわ。
 貸切なので幕間抽選と終演後のご挨拶アリ。抽選の手伝いをしたのは朝霧紫乃ちゃんと妃鳳こころちゃん(だと思う・・・)。研一かな?すっごく緊張していました。妃鳳ちゃんはなかなかにカワイイ娘役さん。朝桐ちゃんの方は男役だけど、まだまだ女の子〜ってカンジでした。そして終演後の挨拶。マミちゃんがリカちゃんの名前を「しぶきじん」と言ってしまうハプニングがあったものの「次の阪急交通社の月組公演貸切は紫吹淳主演でお送りします」「檀れいは今公演で月組を卒業し、各組に出る専科となります」(うろ覚え)という挨拶があり「マミちゃん、やっぱりいなくなっちゃうんだ」としんみりしちゃいました。そしてリカちゃんを思いやってくれる、気遣いに大感謝!

■2001/06/26 (火)
 生マミ最後でした。はあ〜。まだ実感わかないわ〜。芝居はテンション相変わらず高いです。細かいところまで芝居してるよね。あ、主役達もね。ばらの騎士が登場したときに「伯爵様の瞳に・・・」「花嫁の姿に・・・」って、ちゃんと一目惚れしているところが描かれていたのにようやく気付いた。あそこって、後ろにいるなっちゃん探しをしちゃうんだよね。突然くっつく二人だと思っていたけど、日が進むにつれ、気持ちの流れが自然になっている。結構いい話かも。檀ちゃんもようやく声が出てきてるね。
 ショーではラストで3人が重なるときに拍手が出た。涙出そうだったよ。「マイ・ウェイ」も泣ける。歌自体もなけるけど、やはり黒タキシード(または黒燕尾服)の真ん中って、男役の集大成じゃない?その位置にいるマミちゃんに泣いてしまったよ。

 客席降りのところは、視界の右端にケロが、左端にユウヒがいて、どっちを見ていいかわからなかった。両方見ていたかったよ〜。でも、やや、ケロを見ていたかも。だって弾けていたんだもん!

 いよいよ、あと少しです。