宙組(宝塚大劇場)「白昼の稲妻」「テンプテーション!」
■2003/10/18 (土)

 来年よりミズ・タニが特命チーム加盟のため、タカ・ハナ・ミズ・タニの並びが当分見られないということもあり、卓治の神戸ライブのついでに見に行きました。これで大劇場観劇5組制覇。
 今回は芝居は柴田先生、ショーは岡田先生ということで期待して行ったのですが、う〜む、両方ハズレ。ツライ。まず、芝居。話の筋が散漫すぎる上に書き込みが足りない。トップコンビにも、専科ガイチにも、2番手ミズにも、組替えタニにも、組長タキさんにも場を与えようとして大失敗ってカンジです。特にガイチ。貴族の位を捨てる、って、あんなにウジウジさせなくてもいいんじゃないかな。その分、話すすめてよ、って。タニとハナちゃんはいつ知り合ったとか、いつ真実を知ったのか、全然わからん。タニがいろいろ調べて、って、どういう手段を持っている人なのかもわからん。かなみんも、最初から野心満々の女優にしてくれればミズになびくのもわかるんだが。「ガイチの恋人役」以外の役割があるとは、あの場面を見るまで、これまた全然わからんかったよ。とにかく伏線の張り方が下手すぎる。その上「オセロ」!内容を変えて・・・って変わってないよ。サブリミナルだけじゃん。私はてっきり、イアーゴがオセロを殺し「美しいデズデモーナは俺の物だ!」くらい言うのかと思ったよ。植田先生の駄作とは違う系統。単につまらない作品でした。
 タカコさん。歌のキーが合っていなさそう。ハナちゃん。野望が小さい。トゥーランドット、ジャンヌ・ダルクの後に、たかだか家族を殺された程度の復讐劇なんてイヤだわ〜。ドレスもペラペラな生地だし。もっと重たい生地で作って〜〜。ガイチはイアーゴがいいなあ。こういうキツイ顔の方が好きだ。ミズはビジュアル良し。ヒゲ良し。だが、やっぱり歌声がヤバイ。東京はとうこちゃんで見たいな。タニは、まあまあ(欲目だな)。芝居とかビジュアルはいいのよ。歌声は慣れているし。ただハナちゃんに言い寄るにはあまりにも格が違いすぎ。あひるは頑張っとるな。かなみん・・・・。難しい。いろいろと。ポッポさんが儲け役だね。
 ショーは、ビデオだと飛ばす岡田ラテン満載。はっきり言って大階段までは観る価値無し。宙組、気の毒だ。東京で直るといいね。黒タキとか、デュエット・ダンスはイイよ。