■2004/12/02 (木) 芝居の方はハッキリ言って、内容などありません。紙芝居を立体化したぐらいなもんです。でも、「1914/愛」なんかに比べれば、半端な思想は入っていないし、抑圧された民族の話もないし、半端なコメディでもないので滑らないし、泣かせようとは全然しないしで、見やすいと思います。ただひたすら 無駄に高笑いしている ワタル君ってばカッコイイ〜 とか 檀ちゃん、美しい〜〜 ウットリ〜〜 とか とうこちゃん、濃いよ でへでへ〜〜〜 とかを、楽しめばいいので、観ている方としては気が楽でイイですね。リピートするにはつらいかもしれないけれど、2回ぐらいなら「目の保養」ってことでノープロブレムです。組長さんのセリ上がり&ソロもあったので大満足でございます。ウメちゃんの芝居が思っていたより良かった。硬質な部分が生かされていましたね。台詞回しも悪くはない。今後が楽しみです。 ショーの方は オギー、キターーーーッ 「パッサージュ」再びです。色彩も音楽も、バッチリです。踊るトップコンビに、歌う2番手、という、マリコさんの時のような布陣で、ワタ檀のビジュアルを堪能しつつ、とうこちゃんとシビさんの美声に酔えるなんて、とても贅沢な気分です。ロケットもちょっと趣向を変えており、なかなか面白いです。ワタル君は出ずっぱりなのでは?と思うくらい、いろんな姿で登場します。ショーがこれだけ面白いんだから芝居なんか適当に手を抜いてしまってOKよ!なんて思っちゃいます(そんなことする人じゃないけどさ)。ああ、あと1回なのがつらい。今回も、そして20日も1階席なので、できれば2階から観てみたいなあ。 で。 で・・・・。 で・・・・・・・・・・・。 私の涙は3月21日で涸れたと思っていましたが、まだ残っていたようです。 ケロ〜 ケロ〜〜〜 ケロ〜〜〜〜(T△T) とうこちゃんと銀橋で並んでいるところなんか、特に泣けてきます。ああ、本当にいなくなっちゃうのか〜。寂しい。悲しいよ〜。 ■2004/12/11 (土) 風邪を引いていたもんで、芝居は半分ぐらい寝ちゃったよ。見る前は喉がかなり痛かったんだけど、熟睡できたもんで、芝居が終わった頃にはスッキリしちゃったよ。ありがとう星組!前回意識が遠のいた夢の場面?はしっかり見ました。ここの歌が河村さんの曲なんだよね。確かに、ちょっと宝塚っぽくないところがあるかもしれないけど、流れにはあっています。編曲もイイよ。しかし、芝居は、やっぱりアレよね。某サイトさんにも書いてあったけど、台詞の重複が多すぎるの。 楊国忠(だったけ?):××(←まとぶんの役名)が死を賜ったのです 楊貴妃:××が死を賜ったのですって! って、ヘンだよね。受ける楊貴妃の台詞って、「なんですって」とか「××が!」ぐらいであるべきで、なにも、そんなオウムがえしにしなくても。このテの不自然さがそこかしこにあって、すごくイライラしちゃうのよね。酒井先生、「愛、燃える」の時は「立ち聞きで話が進行した」と言われていたけど、今回は話を「進行」させることすらしていない。場面場面を「絵」に起こしているだけ。それなのに、こんな台詞じゃねえ。中村Aの方がまだマシでは??? 歌がウマイと思った李亀年は麻尋しゅんちゃん。新公ラダメスと聞いたときナゼ?と思ったけど、歌唱力だったんだね。よくわかりましたわ。他は・・・。もう、こんな芝居だし・・・。とにかく檀ちゃんの楊貴妃(のコスプレ)。それ以外、見所は殆ど無いっすね。 ショー。今回はオクでB席を落として見ましたので。群舞がすごくイイです。オギーは群舞を踊らせるよね。しかもクラシック系で。すごく舞台映えがしています。これはB席から見るべきショーでしょう。齋藤くんよりは、もうちょっと薄めの色合いなんだよね。だから耽美色増しているっていうか。ワタルくんは出ずっぱりだよなあ。よく体力持つなあ。ウメちゃんがたくさん踊って、檀ちゃんが綺麗な衣装を着てウロウロして。本当に使いどころをよくご存じよね。 で、 で・・・、 で・・・・、やっぱり・・・・ ケロ〜(涙) 泣いちゃったよ。オペラで顔を見たい、でも、黒タキ姿(全身)も脳裏に焼き付けなければならない。ショー全体として楽しみたいけど、でもでも、ケロを見たいのよ〜。ああ、オギー、ありがとう。ケロにこんな出番を作ってくれて。カノチカとも組ませてくれて。ああ〜〜〜(涙) ■2004/12/21 (火) 芝居は3回目にして初めて寝ずに全て見ました。どこかが面白くなったとかはないんですが、やはり「現代の楊貴妃」檀ちゃんを見るだけで時間がたっちゃうのですわ。皇帝陛下とのラブラブ度も増したので、本当に絵巻物の登場人物が動いているよう。とうこちゃんのエロオヤジ振りも増し、目に楽しい作品でした。芝居とは言えないけどさ。指揮の西野先生って、最近入団した人?花組でも指揮をしていたので2連チャン。オケとの練習が大変そう。でも、打楽器の使い方とかイイと思うわ。 ショーは、もっと泣くかと思ったら、案外冷静だったわ。だって、泣いているヒマなんかないもん。脳みそに焼き付けなきゃ。みっこちゃんもケロもカノチカも、トップさんのように特別な媒体は販売されないからね。記憶しておかないと。でも、ケロの「旅立つことに悔いはないけれど」にはやっぱ泣けたなあ。踊りもね。あの、クッと背を反らせたときの色気が好きなのよ。素晴らしくうまいわけはないし、腰も入り過ぎなんだけどさ。でもでも見ずにはいられない、そんな雰囲気を持った人です。今日はまだ現在形。週末過ぎれば過去形なのね・・・(涙)ああ・・・。 レオン君は、いつ見ても踊りがうまい。ロケットの処、最初見たときはもっとイタリアン・フェッテが多かったような気がしたんだけど、気のせいかな?海底の場面でレオン君と組んでいた娘役さんも素晴らしくうまかった。リフトのされ方が非常にうまい。誰なんだろう。しかし、アレね。群舞なんか、こうして見ると全然見分けがつかないのに、好きな組の子は結構わかるんだよね。みゆちゃんが見分けられる自分って、なんかスゴイわ。 そういえば、ショーは芸術祭優秀賞を受賞したそうで。おめでとうございます!オギー作品としては「パッサージュ」の方が好きなんだけど、「イタリア」というイメージで、統一感があるのはこっちかな。来年の芝居も楽しみね。 噂によると本日はとうこちゃんの会の総見だったらしいのですが、見ているときは、それを感じませんでした。リカちゃんのところは2番手時代でも「キャ〜ッ!」って歓声があがっていたのになあ・・・。 |