専科(アートスフィア)「愛・舞・魅」初風緑コンサート
■2002/04/07(日)
 コンサートは3部構成でした。30分・30分・1時間ってカンジでしょうか。1幕目は和がテーマ。ここは正直あまりおもしろくなかったかも。和テイストだけど、そんなに和じゃないし。和太鼓も叩くというほど叩いていないし。ちょっと眠気が来ました。ラストはなぜかジュリーの「LOVE抱きしめたい」だし。3曲目ぐらいにあった「新ルパン3世のテーマ」も謎な選曲よね。2幕目はポップス(洋楽)&ジャズ?いわゆる歌のうまい人が歌を聴かせるための選曲。ガイチの声が心地よかった。ここらで「来たかいがあったな」と思いました。3幕めは宝塚メドレーを中心に。シナーマンとか良かったし、それ以外でも、名前は知らないけど聞き覚えのある曲がいくつかあって、ガイチの声は宝塚ソングに向いていると思いました。宝塚以外では「SEASONなんたら」って曲が良かった。そして大ラスは何故か布施明の「愛よ、その日まで」。何故だ?何故ヤマトなのだ?事前に情報を仕入れておかなければ、古代君と雪が雲の上でクルクル回っちゃう映像が脳裏に描かれたわ。おたくだからさ。
 
 全体的にディナーショー廉価版ってとこでしょうか?ガイチに3万円も出せないけど、4〜5千円なら出してもいい、って人が集まっていたみたい。私はガイズ帰りだし、隣の人は「殉情」のプログラムを持っていた。多分チャーリー・ガールや風共とはしごした人もいると思う。幅広く愛されている人だからこそできたコンサートだよね。3階最前列から見たカンジでは8割以上埋まっていたと思うわ。999の時なんか当日券半額で出しても埋まらなかったのに。それを思うと良い稼働率じゃないでしょうか?またこのような機会があれば行きたいね。もちろん本舞台の男役が一番いいんだけど。

 これを見るまでガイチって無色透明で暖かいけど地味な人、って思ってた。でも男性ダンサーを従えると充分濃くてクドかったよ。魅力を再認識した。でもダンスはイマイチだったかな。歌ほどは伝わってこない。だから和の殺陣も決まらないんだよなあ。喉は大変だと思うけど、もっと歌中心でも良かったかも。

 アンコールでガイチは言った。「私は太陽になりたいんです。皆さんを照らし暖める太陽に!馬鹿でしょう?でも本当にそう思っているんです!」馬鹿じゃないよ。素晴らしいよ。好きだよガイチ。でも大洋じゃなくてよかったよ。


注)大洋 → 横浜大洋ホエールズ。万年最下位チーム。13連敗は辛かったなあ・・・(遠い目)