雪組(東京宝塚劇場)「霧のミラノ」「ワンダーランド」
■2005/09/19 (月)
 やっぱり芝居は長く感じるな〜。見せ場をたくさん作ったわりには、それに向けての盛り上げが足りないので、いろんなことがたくさんたくさん起こっている、としか感じられないんだよね。どういうふうに緊張感を保てばよいのやら。まあ、これでこそ中村Aなんだけど。祭りはショボイな〜。
 コムちゃんは、後半の熱血さんの方が好き。彼女は濃い役の方が似合うと思うんだけどな〜〜。それは、濃い人が好きな私の思い込みかなあ。フランチェスカの年齢は、(20歳=ミラノの5日間)+10年で30歳だと思っていたけど、今日しみじみ聞いたら、(20歳=兄が結婚に失敗し身を持ち崩した5年前)+10年なので、25歳だったのね。25歳でも、宝塚のヒロインとしてはトウが少々立っているけど。まーちゃんは寄り添い系の演技が似合うし、声も好きな方なんだけど、どーーーーしても、コムちゃんの方がかなり若く見えちゃうんだよね〜。前回のトドさんとならバランスが良いんだけど。顔の大きさは合うんだけどね。難しいね。二人並ぶと、本当に持ち味がアッサリなんだよなあ。もっとインパクトがあると嬉しいんだけど、きっとファンの人はそこがいいんだろうなあ。
 かしげ&ミズは、それなりに。役柄的には逆の方がいいのかなあ。ミズの方が軍服が似合うと思う。でも、あれか。昔の女とヨリを戻す男はミズの方が似合うか。
 
 ショーは、前回かなり寝たと思ったんだけど、せいぜい3分くらいしか寝てなかったみたい。再見しても、とりとめのないショーだな。白鯨(しっぽだけ)と、その後の展開が違いすぎるよなあ。「アラビア館入場記念」は、いかにも石田先生らしいオヤジギャグ。谷先生の寒いギャグとはまた違うんだよねえ。石田先生だから仕方がないんだよ〜、と脱力より諦め。
 
ハマコがいいなあ。好きだなあ、ハマコ。


■2005/09/23 (金)
 ムラを入れると3回目。思い入れのある人が出演していれば楽しむ(楽しめる)ポイントがあると思うんだけど、そうじゃないと、意識を保つのが少々ツライです。やっぱね〜、柴田先生の部分と、中村Aの部分に差が有りすぎるような、、、。格調高い部分と、そうじゃない部分が違いすぎて。ダンスも、最初の舞踏会は綺麗なんだけど、賭博場と祭りは少々唐突な気が・・・。賭博場にオーストリア軍人もいるし。
 あと、まーちゃんがね。彼女自身が悪いワケじゃないんだけどさ。演技は10代後半、芝居の上での年齢は25歳、オペラグラスで見る顔は30歳手前、と、ちょっとアンバランスかなあ〜。なんで彼女を、2人の男が好きになるかよくわからないし。。。
 なんてことを考えながら、ついウトウトと・・・。そしたらば、
スカートの中に
手を入れつつ
口説いているような
とってもエロい囁き声

が聞こえたんで、ビックリして目が覚めちゃった!声の主はミズ。ジャン・B&エンマの逢い引き@桟敷席の場面でした。いや〜、ドキドキしちゃったよ。なんかね〜、かしげは可愛いの。世間の荒波にもまれることなく、育った雪組でトップになって欲しいんだよね。ミズはね、実のところ、好きなポイントは、そんなに無いのよ。でも、脳味噌を溶かす物質は確実に分泌していて、私の中の受容体を刺激するのよ。あ〜、どうしましょ〜〜〜。
 ショーは、散漫な印象が拭えず。トランプのフォーメーションとかは綺麗なんだけど。西部の場面、「俺たちゃ陽気な騎兵隊 インディアンの娘にゃ惚れないぜ」と歌っているコムちゃんが、次の場面でインディアン娘のまーちゃんとデュエットダンス。なぜなんだろうね。ま、石田先生だから。全ツであと1回観るのか〜〜。人数減った状態だと、どうなるんでしょ。でも、「銀の狼」は観たいのさ!