「真琴つばさSymphonic Concert」
■2005/04/29 (金)

 マミちゃんが、クラシックホールの殿堂サントリー・ホールで、東京交響楽団&テナー歌手星野淳さんと共演。構成とか演出は三枝成彰さんなのかな?

 どの曲も、基本的には「男役」の音域。マミちゃん自身の音域なんだけどね。第一部はオペラ曲。最初の「ハバネラ」は、まあ、予想通り。その次の、曲名がわからんけど「カルメン」がホセに掴まって・・・、で、「私を逃がして〜」と色仕掛けで迫るところ、どうみても、マミちゃんが星野さんをグーで殴る方が早そうだよな、というビジュアルでした。「ケルビーノのアリア」では微妙に音を外す。「誰も寝てはならぬ(?かな??)」では最後のフレーズは、本来のキーに対して、平行的に音が外れる。まあ、それはいつものこと。声量で乗り切るのも芸のうちなり。第一部のラストが「パパゲーノとパパゲーナの二重唱」なんだけどさ、マミちゃんの声が星野さんより低いので、ものすごくビミョ〜。全体的に第一部は、「男役の音域」ってオペラ曲には合わんな〜、って印象でした。 
 第2部の始めは、燕尾服によるマミちゃんが「運命」を指揮。ちょっとカッコイイ。それからはミュージカルナンバー。WSSの「マリア」とか。この辺は本領発揮でした。「踊り明かそう」の前、マミちゃんの衣装替えの時、星野さんのソロがあったんだけど、フレディの曲で、「踊り明かそう」と対になっていないな〜、なんて思ったりして。男性ソロはこれが一番いいんだろうけど。
 全体的に・・・・・。どうでしょう。フルオーケストラとは初めてであっても、宝塚にも生オケあるし。オペラっぽい歌も歌ったりするし。意外と目新しさはなかったかなあ。東京交響楽団さんは、演奏も良かったんだけど、チェックはマミちゃんMCの時の表情。女性陣は結構笑顔。男性陣は「憮然」。まあ、音をハズしているし・・・。私(達)には毎度のことでも、クラシックの人には厳しいよね。アンコール、マミちゃんが新曲?を歌ったんだけど、臍だし長袖Tシャツに破れジーンズ。それが格好良くって。コンサートマスターの女性もちょっとときめいていたみたいよ。うふ。

【追記】
掛け声ババアがいました。一部の終わりで「ブラボー」、2部の終わりで「マミちゃん」と叫んでいました。ライブハウスならともかく、サントリー・ホールで、交響楽団をバックに歌っているんだから、ちょっとは雰囲気読めよ〜。相変わらずムカツク。