新宿コマ劇場「HUMANITY THE MUSICAL 〜モモタロウと愉快な仲間たち〜」
■2006/05/18(木)
 順平(唐沢寿明)の務める会社はワンマン社長の意向が全て。社内のチームに新商品開発をさせては、失敗すれば即解雇。いよいよ順平のチームの番がやってきた。目立たないよう、波風が立たないよう、口うるさい妻(戸田恵子)がいながら社内に可愛い愛人ミヨちゃん(高橋由美子)を持ってお気楽に過ごしてきた順平だったが、ある時から見始めた夢 −種太郎となって鬼を退治しに行く夢− をきっかけに、自分を変えていく。
 夢の中では、桃太郎ならぬ種太郎となった順平の元にはお伽話しどおり、犬(寺脇康文)、猿(植木豪)、雉(蘭香レア)、さらには、良い鬼(岸谷五朗)と妻そっくりな鬼も集まる。そして鬼ヶ島の悪鬼とは・・・。


ああ、
レアちゃんの腹筋
前の方の席だったので、レアちゃんの腹筋が見えまくり。ずっと見ていたよ。へへへ。男役時代は小さくて可愛いタイプだと思っていたけれど、女性としてはやっぱり大きい方だった。顔もくっきりした目鼻立ちだった。フライングもしていたよ〜〜。

 唐沢さんは「ミー&マイ」より気合いが入っていた。フライングの時は、ちょっと表情が硬かったのは気のせいか。赤いほっぺは彼こそサルな気も・・・。寺脇さんは亀山だった。植木さんはサルだった。岸谷さんは、体が良く動くなあ。。。ひたすら感動。戸田さんをナマ見るのは、もしかしてヤンさんの退団後初公演以来かも。綺麗な歌声。話が広がるなかで、しっかしシメていました。赤いドレスも素敵。高橋さんは声が良く出るなあ。悪鬼は圧巻。シャレじゃなく。

 全体的に、迫力の大エンターテイメントながら、ほどよくゴテゴテ・ベタベタを削ぎ落としていて、とっても見やすかったです。いつも濃い舞台をみているからねえ。歌そのものも、台詞から歌への移り方も、とっても良かった。あと舞台美術。新宿コマの回り盆をうまく使いきっていました。そのため暗転が殆ど無く、進行もとってもスピーディー。その分、役者さんは大変だろうなあ。早変わりとか。

 ウスバカゲロウ三人、白鳥二人も、とっても良かった!のに、配役表がないから、誰が誰だかわからんわい。人数をたくさん出すなら、配役表を作って〜〜。載っていればプログラムを買おうかと思ったんだけどね。立ち読みした限りは載っていなかったので買わなかったよ。

 えりかちゃんはよくわからなかった。あの人かなあ、と思われる人はいたけど確信できなかった。カノチカが出ていたら、どこに入っていたんだろう。やっぱアンサンブルかなあ。お色気秘書なんかが合いそうなんだけど。

 桃太郎をベースに「夢の中で自分探し」。よくあるネタかもしれないけれど、うまく料理していました。でも、悪鬼に対しての「侵略してすいません」は必要だったのかな?ちょっと唐突。でも、楽しかったから、いいやねえ。