月組(宝塚大劇場)「長い春の果てに」「With a Song in my Heart」
■2002/08/31 (土)
 芝居は石田先生。1回見ただけだと急展開すぎるけど、2回見ると伏線がわからなくもなく。リカちゃんがステキ・・・(はぁと)悩める若造くん。どっちかというと白い役なのか?でもモテモテよ。えみくらちゃん、かわいいわあ!殆どが14歳の役だけど、似合っているよ。年の差があって、相手にされない人への恋って切ないよね。コウちゃんとユウヒは女役だけど意外と似合っていたよ。特にコウちゃん。タニはおいしい。おいしすぎる。ネイサンで合わない役を(それでも良かったと思うけどさ)振られたけど、今回本領発揮だね。ワタル君も儲け役か。カッコイイよ。金がすべてだと思う医師が死病で改心する。「君は立派な医者だ」のくだりは、まんま「白い巨塔」だ。本当に私と趣味が同じなんだな、だーいし。ケロはかわいかった〜〜〜〜〜〜〜〜。うふふふふ。キリヤンは結構しどころのない役だよね。皆が医者っつうのは・・・ってだけの役のような気が・・・。石田作品に必ず出てくるお色気さんは穂波さんでした。ま、本当に、たわいのない話ですが、ファンならそれなりに面白いのでは???スピーディーだしね。書き込みは足りないが矛盾は少ない。と、思う。あ、「うさぎリニューアル版」も見所です。
 ショーはハッキリ言ってダメだ。生誕100周年ものなら草野先生に頼んで欲しかった。「ヘミングウェイ」が良かったんだから。ロジャースにはあまたの名曲があるっていうのに、こういう使い方しかできないのか、岡田先生?ってカンジ。歌がメインで踊っていないしさ。言いたいことがあるような気がするのに伝わってこないし、場面ごとの処理も甘すぎる。ロジャースの曲は宝塚だけでなくいろんなところでショー化されているんだからさ。やるとなったら相当気合い入れなきゃイカンでしょ。「Climb Ev'ry Mountain」なんてプログラム上は3場面あるのに皆で歌うだけだよ。こんなつまんない場面作んないでよ。「オリエント」もさ、「アジアン・サンライズ」みたい?と思ったら、なによ!タイの民族衣装を着てるのに「女の子に生まれてハッピー」って曲はさ!ワタル×リカのチャイナ、特にリカちゃんのダルマがなければ意味の無いショーだわよ〜。パレードの「皆さんも『エーデルワイス』を一緒に歌って下さい」は「サウンド・オブ・ミュージック」の「ザルツブルク音楽祭」の場面を狙っているのか?

■2002/09/15 (日)
 本当は行く予定がなかったのですが、この夕方に卓治の大阪インストアが入り、卓治のインストアだけでは交通費が勿体ない!と思い、11時公演を観てきました。連日の早朝起きに伊丹に着いた頃は足がガクガクしていましたが、観出すと全然平気でした。やっぱり、リカちゃんは私の元気の素。
 芝居は前回に比べるとアドリブが多かったです。特に星原さんがアドリブ言っててビックリ。「母さん、そのクルクルヘア、似合うな」とか。それを受けてリカちゃんが「似合ってないよ」と呟くとこうちゃんが「ダメよ、そんなこと言っちゃ」など、皆様のチームワークもいいですね。話は他愛ないんですが、それなりに見せ場があっていいよね。わたるクロードは、よくわからん役だと言う人もいるようですが、「白い巨塔」を観ていれば、そんなに不自然じゃないですよね。むしろ田舎で美容整形やっているキリヤンの方が不自然なような・・・。コウちゃんより背が低いけど、その辺が男の魅力に欠ける部分で一度振られたのかなと思ったり。疲れてたせいか、「天国って暖かいのかなあ。神様は何語を喋るんだろう」のあたりで泣きそうになってしまったわ。
 ショーは、前回は1階で観たためイマイチだったのですが、2階から観るとフォーメーションが綺麗でした。これは2階から観るに限ります。オリエントは少々寝ました。パレードの「ドレミの歌」は「えみくらがいるから、あんな幼稚な曲になったんだ!」とアンチの人は筋違いな怒りを覚えているようですが、世間の誰もが知っているロジャースの歌だからラストに来たのでしょう。小学校で習うし、映画等でも子供達に歌を教える場面で出てくるから、幼稚な歌と思っている人が多いようだけど、同じメロディが一音づつ上がっていくから正確に歌うのは結構難しいしどの音も満遍なく出てくるから喉に負担がかかる曲なのよ。そうそう、この「ドレミの歌」と「エーデルワイス」の歌詞カードは入り口に置いてあるようです。取りに行くのが面倒なので確認していないのですが、東京でも設置してくれるといいですよね。