星組(東京宝塚劇場)「花の業平」「サザンクロス・レビューII」
■2001/12/06 (木)
 まずはノルさんゴメン。1月に見た時ちょっと寝ちゃった、と思ってたら、たくさん寝てたことがわかりました。
 業平はノルさんの当たり役だっただけに心配されていましたが、なんのなんの、タータンは良かったです。ただ雅男かと言われたら・・・かも。私は骨太の男が好きなので丁度いいけど。包容力があっていいじゃない。対するあきちゃんは地味目かなあ。タータンとのバランスはいい。タータンの胸にすっぽり入るし。ただこの作品は主役二人として作られていると思うのだけど、こと恋愛場面ではタータンの一人勝ちというか。ユリちゃんの高子は浮世離れした品と、何も知らない故の情熱が感じられたけど、あきちゃんは割と普通の貴族のお姫様かな。
 特筆すべきはガイチ。多少脚本は変わっているとは思うのだけど、芝居では堂々の2番手。正月はター → ぶん → ガイチで4番手だったのに。タータンの相手役といってもよいぐらいだ。地味な人だと思っていたけど、出はすぐにわかる。華が出てきたのかな?さえちゃんもイイと思うよ。売りたい面と魅力が一致しているので見やすい。逆にコウちゃんが・・・。地味なんてもんじゃないね。話を引っ張るべき人なのに、全然ダメだ。やはり主役の友人とか、受け身の芝居しかできないのかな。華とかの問題じゃないよ。歌もうまいと言われていたが今の星軍団ではねえ。タニ・ルーアとの比較じゃどうにもならないよね。あと瞳子ちゃんがいいカンジだった。敵一門だけど、業平が好きなの。
 ショーはとにかく盛り上がる。そりゃ花組のダンス軍団に比べたりとか、ミキちゃんを頂点としたノリの良さに比べたらちょっと見劣りするが、それでも良い。なんといってもタータンのベタでゴテゴテした部分が活かされていて大変ステキ!ただ、やっぱりあきちゃんが・・・。そうなのよ、ほさちと比べちゃうんだよなあ。あのテンションがないと。ショーの真ん中はキツイ人だわ。パタゴニアで死ぬときほさちはニヤリと笑っていて、それがWSSのマリアと違って好きだったんだけどな。あきちゃん、あっさり死んじゃって。その変わりそんちゃんが娘役2番手、というか別格2番手で大活躍!笑顔がステキでした。特筆すべきは千佳ちゃんのダルマ姿。いいのか、あんなハイレグで。といいつつ、オペラグラスで追っちゃった。
 タータンの羽には涙が出ました。おめでとう!

■2001/12/09 (日)
 15時半公演のみ観る予定でしたが、お誘い下さる方があり11時公演も観てしまいました。月組でさえやったことがないのに。いつからこんなに星組が好きになったの?いや、違う!サザクロが好きなのよ!!
 え〜、芝居は取りあえず前回の通りで。良作だけど見る度に発見がある話じゃないしね。うまい人を揃えているので見応えはあります。
 で、サザクロよ!11時公演は1階通路際だったので踊り子さんが横を通って嬉しかったわ。それをいうなら15時半。こちらは1階最前列センターブロックでした。おおむねさえちゃんポジション。楽しかったわ。とにかくショーとしても凄く好きだし、私の思うタータンの魅力が活かされている。ベサメムーチョであきちゃんの手にキスするところとか好きだわ〜。主題歌もメチャクチャ好き。ノリが良くてワケわかんない歌詞が。んで、芝居もそうなんだけど、ショーの方が特に下級生までも使うので、把握するためにプログラム買っちゃったよ。最近は買わないようにしているのに。男役もいいけど娘役、特に歌手が揃ってきたよね。アマゾンの歌手とか。そしてアルトもいい人いるわ〜と思ってみたらなるみんだった。踊っているさえちゃんは妖しいかったが女装のなるみんは怪しかったわ。ほんでね〜、とうこちゃんがステキ!バッカスの頃から気になっているのよ。組内2番手、タニと同じポジション!ああ、ゴメンナサイ。とりあえず謝っておこう。千佳ちゃんはもう少し体を絞った方がいいかもな。まだ馴染めないのか踊りがこじんまりしていて精細がない。逆にそんちゃんは晴れやかだな〜。ちよさんが辞め、ゆず長さんが一歩しりぞいたためか月組でいうならコモちゃんあたりのオイシイところだもんね。化粧も良くなったと思うよ。
 うむ。かなり好き。でもやっぱ初演と比べちゃうかな。個人はともかくさ。蝶のロケット、出だしのジャンプは初演の方が高くてフォームも綺麗だったとか、オープニングの初演はタモ、星組はガイチの「ライライライライラ〜イ」で入ってくるところも振りが単純よとか、他にも踊りが揃わないところが目についた。月組のように「揃わなくてもいいから個性を出す」のではなく「揃えようとして失敗した」ってカンジ。もうちょい踊り込んでね。あとさ。あきちゃんなら、くららちゃんで良かった、と思った。研3で華がなければなんとかなりそうだけど研14じゃどうにもならないだろうな。

■2001/12/11 (火)
 会社の忘年会があったため本日はショーのみ。市ヶ谷からタクシーに乗っちゃったよ。でも鮨までちゃんと食ってきたわ。プレゼント交換もしてきたし。
 いや〜、やっぱサザクロはいいわ。ゴテゴテ原色のサンバでさ。歌いまくり踊りまくり。クリスマスソングもいいよねえ。これでトナカイのルドルフ君がいれば最高よ!(違うって)
 時系列(笑)に。オープニング、ガイチの出の当たりで横滑りになったひとがいた。ピンクのダルマの人(顔まで見えなかった)。千佳ちゃんの衣装は2階から見るとそれほどハイレグが目立たない。色合い的にはあの角度が自然に見えるのでしょうか?モスキートの出だし。瞳子ちゃんの台詞は「安蘭でございます」でお辞儀。モスキートのレオン君は目立つね。体型が女だけどあれぐらいデカイと娘役では使えないか。とにかく踊りは抜群によい。ガイチのカリブはあんまりテンション高くないなあ。朋舞花さんが辞めたので娘役の踊りに芯がないんだよね。あのスカートの翻しが懐かしいよう。ビートルは結構はまる。でもあの衣装、あの雰囲気にタータンの歌ってヘンじゃない?「映画のように」「傘もささずにたたずんで」とか。仏映画のようなイメージなんだけど。絵的にはエロくていいわ〜。クリスマス。瞳子ちゃんが「プレゼンチュ〜」と歌ったらあきちゃんも「プレゼンチュ〜」って歌っていた。今年はパークのキャッスル見れそうにないけど、これを見れればOK!って気がするわね。蝶のロケット。真ん中の大柄の人(レオン君?の隣)はきちんと踊れていない。足を前に90度で上げて → 横にするが全然できてないよ。前に見たときは間違えたのか?と思ったけどたんにできないだけなのね?なぜ真ん中?パタゴニアはメチャクチャ好き〜(>。<)踊りだけでストーリーを表しているのも好きだし、第一あの音楽が〜!燃えるのようっ!!でも花組に比べると迫力がちょっと足りないね。みきちゃんほさちのテンションだから良いっていうのもあるけどさ、アニタとグラジェラにあたる人が花組ほど踊れないというのも大きいかも。さえちゃんはベルナルド希望だったのにリフなのね〜と思ったけど、紫のスーツだからリフ?
 と、いろいろ思うなりよ〜。結構瞳子ちゃんが目にはいるわ。彼女の魅力が出ているショーよね。もう1回観るべく頑張ろう。

■2001/12/20 (木)
 ああ、気付けば5回目だわ。ご贔屓の組じゃないはずなのに。なぜ?それはサザクロだから。正直言って芝居のリピートはキツイ。前回芝居は観なかったので今回で4回目なんだけど、シリアスじゃね。笑うところがあればともかく悲恋じゃ通う楽しみはない。多分1年置きに1回とか観れば泣けると思うんだけど。
 でもサザクロは好きだわ〜。モチロン花組の方が断然いいけど。星組はいつからこんなに踊れなくなったのだろう。踊れない、っていうより、サンバに向かなくなったというのかな?男役芸じゃないから?ううむ。ま、それでも楽しいのよ。オープニングとクリスマスとパタゴニア。これのためならいくらでも通うぜ!パタゴニアの緊張感っていいよね。オープニングも気付けば体が揺れているのさ。わはは。
 そうそう。オープニング、ガイチ・コウ・サエと並んで踊っているとき、なんとコウちゃんよりサエちゃんの方が足が上がっていたよ。ああ、コウちゃん。踊りがうまいとは思っていなかったけど、サエちゃんの方が上なのか。ちょっとショック。さえちゃんも悪くないんだけど。3番手ぐらいとかイロモノならいいんだけど。トップはちょっと・・・。ましてや千佳ちゃんとは・・・。怖すぎるぞ。
 さて、現在星組で気になるのはなんといっても瞳子ちゃん。瞳子ちゃんの歌声好き好き〜。で、ちょっと崩した男の色気がね、いいのよ。うふ。トップになってくれないかなあ。華も存在感もあるんだけど。あと10cm身長が高ければ完璧なんだけどなあ・・・。

 本日お隣さんはカップルでした。しかも男性がファンで女性を無理矢理連れてきたような。女性は芝居は寝てました。それはわかる。でもショーのチョンパとかロケットでもそんなに心を動かされた様子はなかったので、彼女をファンにすることは諦めた方がいいよ、と言ってやりたくなった。そんな彼女もパタゴニアは見入っていたなあ。