瀬奈じゅん+月組(日本青年館)瀬奈じゅんコンサート「SENA!」
■2004/11/07 (日)
 三木先生がこれほどまでアサコの魅力を把握しているとは思わなかった。脱帽。なんとな〜くミキちゃんの武道館コンサートを思い出させる構成ではあったけど、例えばガイチの時のような、「歌を聴かせる」は初っ端から諦め(ってか、考えず)、ひたすら男役瀬奈じゅん」を、いかに格好良く見せるか、それに終始した内容でした。曲はジャズ・ロック・タンゴ・ラテン・ポップス、衣装もTシャツGパン、ソフト帽&スーツ、黒タキ、ラメラメ、奇兵隊(幕末の洋兵っぽい服)などなど。なかったのは金髪ロン毛ぐらいじゃないかな。コンサートというよりはコスプレ・ショー。
 アサコは旬だなあ。そりゃ、歌唱力は素晴らしいとは言えないかもしれない。歌詞も良く聴き取れない(青年館だしね)。でも、こっちに迫ってくる迫力があるんだよなあ。2番手なのに、これだけ「見せて」くれる人って、そんなにいないんじゃないかなあ。ただ、ひとつ問題は、娘役と絡むより、男役と絡んでいる方がツヤがあるってことだ。そこが魅力ではあるんだろうけど。
 月組下級生は、もりえちゃんとひろみちゃんが目立っていました。もりえちゃんは体格がいいねえ。マリコさんを思い出す人がいるのがよくわかる。歌声もマリコさん・ワタルくん系統だけど、まだ若いし。ひろみちゃんの歌はお姉さんよりずっとイイ!ただ小柄かなあ。るいるい2世ってか。タンゴの時の腕と背中には筋肉バリバリだったけど。キリっとした表情はさららんにも似ていて、被るかも、とちょっと心配。あと歌がうまい子がいた。誰なのかな〜。全体的に、男役の子は、「若造」「チンピラ」系ではあるけど、ちゃんと「男」だった。「男装しているお姉さん」はいなかったと思うぞ。みっぽーはダンス担当。うまいが、色気に欠けるかなあ。オトキチは歌担当。美人っす。みゆちゃんはダンス要因みたい。踊れる子なんだけど、みっぽーの隣が多いのはちょっとハンデ(涙)。いろんな衣装を着せて貰えて嬉しいんだけど、裾の長いスパニッシュ・ドレスの捌きなどはまだ慣れていないかなあ。
 ラストにアサコの組子紹介。「月組の『超』若手です。これからもよろしくお願いいたします。」の『も』のあたり、次期の内示済みとかんぐってみたり。ああ、こんな「男」らしいのに、今度見るときは少女なんだよなあ・・・。