専科(バウホール)「エンカレッジ・スペシャル」
■2002/08/30 (金)
 いや〜、ありがたいものを見せていただきました。拝みたくなるくらい。宝塚ですから、ま、皆が皆、歌が素晴らしくうまいとは言いません。しかしね。やはり表現力がね、半端じゃなくスゴイよ。特に男役の方々。スタイルは往年に比べると崩れてはいるのでしょうが、それでも男!なのだった。以下、個別に。
 トップ(笑)の立さん。考えてみると歌声って聴いたことがなかったかも。朗々と歌い上げる系はいいけど、「風に立つライオン」の最初の方はイマイチかな?と思った。しかしっっっ!!!!!最後は泣きそうになったよ。ある意味さださんより心を打たれたよ。矢代さん。「想い出のサントロペ」は語りから入るので、みゆきの「元気ですか」を思い出した。似合いそうだぜ!と思ったら、歌の内容もみゆき系だったよ(多分シャンソンかと思うけど)。「いままで私たち夫婦を毎年お招きいただいていたあなたの別荘に今年は行けません。私はいま彼を殺しました」。歌はドラマがあったが、MCがちょっとわからんかった。萬あきらさん。何気にフェロモン出しまくり。「LUCK BE A LADY」や「最後のダンス」など最近本公演で使われた曲を歌いつつ、ちょっと踊りつつ。専科が現トップの歌を歌うって、こういうコンサートならではですね。京三沙さんは選ばれた理由がわからん。人数合わせ?豪華な衣装で登場したのに歌うは「あやめ売り」「Eyes On Me(FFの主題歌よ)」「命の別名」よ。「あやめ」は始めたばかりという三味線だしさ、残り2曲はカラオケかよ!って気が・・・。フェイ・ウォンの方がいいわよ、と。逆に汝鳥さんは宝塚系多しね。「グラナダ」とかカッコイイ!邦なつきさんは「エストレリータ」など綺麗なソプラノを活かした曲。一樹千尋さんは暖かみのある声でした。その声で「この愛よ永遠に(タカラヅカ・フォーエバー)」など歌われると胸キュンです。そして箙かおるさん。女で「O'l Man River」を歌わせたら右に出る者はいないでしょう。凄く声量があり男らしい堂々とした声です。本公演でも是非ソロで歌って欲しい。しかし、なにが怖いって、このメンバーだと箙さんが若造に見えてしまうのだ!おそるべし専科!
 ってなトコで。書き尽くせないけど。全体的にはもう少々MCを頑張って欲しい。そして第二弾もやって欲しい。が、その前に皆さんを本公演でたくさん使って欲しいわね。