「新・桜吹雪狸御殿」
■2004/04/25 (日)
 今回は、1部が芝居で2部がショー。芝居は昨年の話を1幕に縮めました。2幕だと間延びする気がしたけれど、1幕にすればちょっと語り足りないような・・・。話そのものよりも、もっとあの人を舞台に出してよ!って気持ちからだと思いますが。毎年思うけど、満月城・城門の家紋?の狸はカワイイよね。あれを商品化してくれないかな。商品化といえば、主題歌CDも欲しいかも。って、もうかなり歌えるけどね。芝居の最後に「みなさんご一緒に」と言われた会場、結構歌っていましたよね。まりこさんのきぬた姫は可愛いなあ。姫の時の歌声は、ソプラノになりきっていなかったけど、それはご愛敬ということで。とにかく皆さん芸達者です。
 ショーは、もうもう、言葉になりません。私は、21世紀に宝塚でベルばらを上演するのは大反対!!!!ではありますが、だからといって、70年代のベルばらまで否定する気は毛頭ありません。安奈さん、榛名さん、鳳さん、それぞれの年齢は不詳ですが、歌い始めたら紛れもなく、オスカル、アンドレ、フェルゼンでした。「ゆけゆけフェルゼン」まで格好良く聞こえます!マリコさんのトート様は、あはははははは、やっぱ音程が怪しすぎる。しかし、この不安定さこそが私の中では基準なの、基本なのよ。ああ、ひさしぶりにトート様に出会った気分。そして圧巻は鳳+瀬戸内・峰・麻路の「セ・マニフィーク」。昨年の日記でも書いたと思うんだけど、みな星組なので濃い濃い濃い!あ、それよりすごいのは最後のすみれボレロだ!男役さんは黒タキ、娘役さんは黒いドレスなんだけど、もう迫力満点!!底知れぬパワーに涙が出てきました。
 ゲストは真帆志ぶきさんと朝丘雪路さん。真帆さんは「愛」を歌われました。会場から「スータン!」の掛け声が入りました。その声を受け止めている姿がカッコイイ!朝丘さんは「Sing Sing Sing」。朝丘さんって、よっちゃんの相手役だったんだってね。そのよっちゃんはいまだ現役・・・。
 今回いろいろ聴いたうち、興味深かったのは「ドンブラコ」。ここから「エリザベート」に辿り着いたなんて、考えるみると、なんというか、尋常じゃない、とでも言うのかなあ。90年の重みを感じました。